サンダル紀行

オタクがサンダルで家を出た結果。有象無象の記事をぼちぼち書いていく(2019/10/14-)

【完全無計画】週末弾丸ベトナム紀行【旅行記】(2)Day1

ホーチミンサイゴンと表記することがありますが、基本的には同じです。

 

先日の台風で成田空港がダウンしたやつで完全に成田嫌いになりました。

しかし今朝も成田です。

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eチケットお客様控えとパスポートだけを手に、成田は早朝の2タミTカウンター。宿も何も手配せずに来たのは7月のウラジオ以来。端っこの端っこで申し訳なさそうに営業するベトジェット、どう考えても冷遇されてます。当たり前ですがカウンターの中の人たちは全く申し訳ないとは思ってないでしょう。
9時半のハノイ行きは長蛇の列だったんで、早めに行かれることをお勧めします。ホーチミン行きは20分待ちくらいでチェックイン。
しれっと25分ディレイになってました。でもこれからベトナム行こうとしてる人が定時性に期待するのはかなりおかしな話です(たまにしか定時で飛ばないのは事実)

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水曜だからか搭乗率7割弱くらい。これはA321での運行ですが、A320で満席くらいになるのかな。日によって搭乗率に差がありそうですね。
リクライニングのワイヤー?がぶっ壊れてて、10分くらいすると元の位置に戻っちゃう仕様。まあ朝早かったんで問題なく寝ました。直しといてくれ…
昼をまたぐ(成田8:55→ホーチミン13:00)ので腹が減って仕方なかったのですが、機内食が500円くらいだったので予約して食ってもいいかもしれないですね。美味しそうでした。

タンソンニャット国際空港着は60分ディレイ。成田の滑走路混雑もあったと思います。ちょうどスコールの時間でした。飛行機を降りたら可及的速やかにイミグレを抜けます。この時帰りのeチケット見せろと言われました。なんかネットの記事で、ベトナム出国航空券持ってないと入国拒否になるので、ダミーでも用意しないとダメというのを見てたので、なるほど〜って感じでした。
実は今回Trip.comで航空券出したんですが、朝の時点で復路の航空券が発券されてなくて、24時間窓口に電話して発券急かしてもらったんですよね。これもしeチケット未発券だったらかなり痛かったなあ…と入国拒否ニアミスで早くも冷汗。代理店経由は翌日出発とかの時はやっぱやめた方が良さそうですね。

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で、外出たのでとりあえず両替。何件か並んでるのでJPY!JPY!で連呼すると1万円でいくらになるか教えてくれます。ベトナム通貨はドン。一番手前のが215ドン/円だったので換金。手数料は1万替えて、ざっと109円くらい、この時の公定レートは217VND/JPYでした。
ベトナムはダナン空港以外は空港で変えても手数料が市内両替所と比較して大したことないので、空港で変えるのが楽で良いでしょう。ダナン空港は著しくレートが悪いです。多分観光地だから。

 

空港連絡バスは最近改善されて、市バスの152系統以外に、私営の黄色い109番とか、49番とか、いくつかあるわけですが、ダントツで安いのが市バス152番f:id:series189:20191013162722j:image国際線到着ロビーを抜けて右手の一番奥のレーンにバスが止まってます。乗り場案内は確か無かった。さすがベトナムクオリティ。あとデメリットは夕方〜深夜運行してないこと。18時前に終車です。ちな、私営の方は24時間運行です。f:id:series189:20191013162922j:image市バス152系統の運賃制度は均一運賃・前払い制で、近距離が3000ドン、それ以外5000ドンです。払ったら5000のボタンを押してレシート(乗車券)を発見する仕組み。
手持ちが20万ドンしかなかったので「両替してくれ」って言ったんですが、
運「運賃箱入れろ」
ワ「いや両替してよ」
運「良いから入れろって」
ワ「…」

入れました。で、運ちゃんが呼んできた別のスタッフ(男)、
男「何?」
ワ「両替しろ」
男「いくら入れたの」
ワ「20万ドン」
男「それでオッケーや」
ワ「オッケーちゃうわ。195000返しなさい。正規運賃知ってるんやぞ」
男「(渋々10万ドン返す)」
ワ「足りない」
男「(渋々5万ドン返す)」
ワ「足りない」
以下略

無事に195000ドン回収しバス出発。ルートはこんな感じ。

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サイゴンセンターショッピングモールめがけて市街地を突っ切る感じです。市内中心部まで30分弱。とりあえず街の様子を見たかったので降車ボタンを適当に押して下車。SIMカード探しがてら街をほっつき歩く。

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はいはいはいはい。やっぱ東南アジアはこれだよなあ!信号とかそういう概念ないし、道渡るの一苦労だし、歩いてて舗装が無茶苦茶で転がるし、そういうとこだよね(すき)

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バラックの露店で売られてるゲテモノやなんやに目をくれながらぶらぶらしてみる。ヤバみがあってすき。ジャカルタを思い出すけど、そういえばあちらも社会主義だったね。街がめちゃくちゃ似てる気がします。

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築100年を超える人民委員庁舎。仏領インドシナの名残で西洋建築が入ってます。

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雷が鳴り出して再びスコールの予感。意外とSIMカード売ってるところが見つからなくてふらふらしてるうちに歌劇場まで来てしまった。今回は特に用はありませんが、民族舞踊がここで見られるらしい(?)

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歌劇場の向かいではJICAの地下鉄工事が進んでました。こういうところで日本の国旗が悠然とたなびいてるのを見るとやっぱ日本て凄いんだなと誇らしくなるわけです。島津、前田、なるほどな、となるわけです。近くに行ったら犬に追いかけられ退散。狂犬病こわい。

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雨も降りそうだし、面倒なので、事前に調べておいたVinaPhoneのショップに行くことにしました。

整理券取って5分待ち。英語が通じます。さすがすぎる。
ここで1GB/dayを4日分10万ドン(500円)で提示されました。全然アリなので即決。でもレシートはないとか言ってたので言い値かもしれないけどこの値段で普通買えないのでなんでも良いです。これで市バスの時刻とルートが検索できるので俄然やる気が出てきました。しかし店舗を出た瞬間大雨に。

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サイゴンノートルダムことサイゴン大聖堂。パリの本家は再建中ですが、こっちは健在。突然の西洋建築ではあるが、すっかり街のランドマークとして馴染んでいる感があります。

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サイゴン市内の南には「バックパッカー通り」という通りが実在します。9月23日公園の脇の通りが宿やツアー会社で溢れてます。メコンデルタは行きたいなと思ってて、自分で行くのは面倒だし、成田でググった時にツアーが楽しそうだったので1日ツアーを探しました。適当に入って1件目は15ドル、2件目は22万ドン(1000円強)だったので即決。確かネットでは9ドルツアーがあったと思いますが、探すの面倒だし、何よりこの時土砂降りだったんですよね。普通に歩きたくなくてここ(https://goo.gl/maps/VSRt3y3S6GP6vxh77)で申し込み。日曜朝7時半に集合と成ります。18時解散なので本当に丸一日です。1000円で1日ってすげえ…

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とりあえず雨だしバス乗るか、って事で28系統へ。目的地はGa Sai Gon (サイゴン駅)。鉄道乗りたいなあという漠然とした目的があったのと、宿の手配を一切してなかったので、どうもダナンまで寝台で19時間揺られると着くらしい、という情報を得て即決。

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マジで道路混んでて30分経っても着かなかったんで、これ歩いた方が早いなと思い下車。幸い雨も降ってなかった。これが所謂「交通戦争」ってやつですね…歩道を二輪車がカッ飛ばしてくるし、信号は機能してないし、普通に2回くらい轢かれかけた(轢かれたともいう)。まあそれでも普通に歩きの方がバスより速かった。ジャカルタ行った時もそうだったんだけど、アジア各都市の朝晩はとにかくものすごい混雑なんですよね。でもみんな死なない程度に頑張って走ってるし、ちゃんと歩行者避けてんな〜と観察してて感動してましたね。これで事故起こらないんだから、東京で事故る日本人ってなんなんだ?と思ってしまいます。みんなホーチミン来て運転勉強しような()

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そういや運賃7000ドン「も」払ったのに途中で降りてしまった。でも、まあ良いや、って感じです。なんてったって35円なのだからな。(資本主義)

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左が南行き、右が北行き。ワイの列車はSE4レ。ネットで見た時には19:45発だったのが20分早まってたし、ダナン着も早まってた。ちな現時刻18時半。割とカツかった。
窓口嬢は普通に英語OKで、Soft Sleeper(=開放2段寝台4人部屋)の上段を996000ドンで発券し優勝。Hard Sleeperは開放3段寝台6人部屋、Soft Seatはリクライニングシートです。詳しくは別記事で。

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夕飯を食ってないことに気づき(昼飯も食ってない)、駅構内のロッテリアでチキンを注文。43000ドン(215円未満)。空腹は最高のソース、という言葉通りめちゃくちゃうまかった。3秒で完食。

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駅のWifi繋いで適当にツイートしたりブログ書いたりしてたらすぐ客車が入線。本日のカマが機回し。かっけ〜って感じだ(語彙力)
19時すぎには改札開始になってたと思う。列車別改札なので、車が来るまではホームに上がれない。カマやらなんやら撮りたかったので、早めに改札開始になってたのは㋔㋟㋗的にはとてもありがたかった。電源車の発電機の音がエモかったので、ファンベルトが回ってるところと共に録画したり車内を移動したりしてキモ=㋔㋟㋗となった。

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下段はベトナム人カップルで埋まってた。上段はワイだけ。どうもベトナム式では夜が早いらしく、どこも真っ暗なので、それに倣ってこの日はとっとと寝た。

我らがホームグラウンド東南アジアに戻って来たな、という感じの1日でした。活気のある街はどこへ行っても楽しいものです。

Day2は次稿。

おしまい。