サンダル紀行

オタクがサンダルで家を出た結果。有象無象の記事をぼちぼち書いていく(2019/10/14-)

【完全無計画】週末弾丸ベトナム紀行【旅行記】(6終)Day4 メコンデルタツアー

f:id:series189:20191101163934j:imageホーチミンの空港ベンチで一夜を明かし翌朝6時に空港を出発。
f:id:series189:20191101163950j:image市内までのアクセスは懲りずに102番。実家のような安心感がある。私営の黄色でもよかったけど、今回はお金を使わないようにしようと思っていたのでこれでもかというくらいケチっている。
日曜朝なので渋滞にもはまらずにスムーズに市内へアクセスした。30分くらいで9月23日公園の前のバス停に到着。初日に探しておいたメコンデルタのツアーの旅行会社のベンチに腰かけながら、そばのファミマで購入した朝飯を食う。f:id:series189:20191101164012j:image
説明の時は旅行会社の前からバスが出るという話だったけど、なんだかんだ1時間くらい待たされた挙句公園をはさんで反対側の通りからバスが発車することになった。まあこれも想定内。7時集合で、それでも8時にはツアーバスが来て市内を出たので、行動開始は早いほう。f:id:series189:20191101164044j:image

日本語ツアーは高いので当然パス。9月23日公園の向かいのバックパッカー街で英語話者向けのツアーが1日9$~あるという情報を手に入れたのでふらふら歩いてると、いくつかお店をまわると結構な軒数出してるんだよね。適当に良さそうなところで今回は11ドルで手を打ったが、もう少し通りの奥のボロっちい代理店とかだったら安いところがあるのかもしれない。代理店の名前は忘れた。
f:id:series189:20191101164109j:image40と数人乗りのバスには実に様々な国の旅行者が乗っていて、バックパッカーからなにから家族旅行から、その種類も様々だったが、日本人は自分ひとり。日本から来たというだけでなぜかガイド氏に盛大に祝われたし、そのせいで日本人の少年!と旅行者から話しかけられたり、色々面倒ではあったが悪い気はしなかった。他にはスイス、アメリカ、カナダ、スペイン、ブラジルなんかからはるばる来ている人たちとか、アジア圏だとムンバイ(インド)から来たという夫婦とか中国人、あとはマレーシアから来た女性とは仲良くなってインスタを交換した。まあ日本語でしか投稿してないんだけど。f:id:series189:20191101164225j:image
途中ガソリンスタンドに寄って給油。これが現実。

ベトナムに行った日本人というのは結構良く聞くけどこういうツアーで一人も日本人がいないというのは少々さびしいし、日本の英語教育の弱さを実感するよね...いやむしろ経済力を評価すべきか。

なんだかんだ結構時間かかって、2時間くらいでミトーという土地に到着。
f:id:series189:20191101164531j:image最初に立ち寄ったのは物産館みたいなところ。ゴムの木が有名なのでゴム製品の紹介があった。特にびよびよ伸びる着物みたいなのとかよく見る感じのやつ。速乾性とかを実演したりして販促する施設だが、Made in Vietnamの真髄を見た気がする。というのもなんか一昔前の商法だなあ、日本では土産物店への連れまわしは旅行業法で禁止されているんだよなあとか思ってたという意味。深夜の通販番組レベルのやつでさすがに苦笑。英語も越語も堪能な人たちが雇われていてやるなあ、と思った。
f:id:series189:20191101164756j:image肝心のメコン川はすぐそこなので、船着き場にバスを横付けして渡し船で中洲へ。ここでも土産物屋の勧誘を受ける。
f:id:series189:20191101164828j:image生ぬるい果物が出てきて食わされて、現地民謡を聞かされて、はちみつを食って、とかしているのが午前中。ツアーっていうのはふわふわしてて中身がない割に自由度が低いしいまいち好きじゃないんだけど、自分で考える必要もなければ飯も勝手に出てくるので、本当に楽。ちなみに出てきた果実はグァバ、ドラゴンフルーツ、パイン、スイカ、とかそんな感じだと思ったけど、海外宜しく冷蔵設備が本当に発達していなくて、これはヨーロッパでもいえることだが、冷えてなさすぎておいしいものもおいしくない。グァバもドラゴンフルーツもれっきとしたフルーツだけど、味ないし、硬いよね。相席したスイス人女性はどうも食べたことがないらしく、「何だこれは...」とめちゃくちゃ困惑していたので「アジアではメジャーだよ。ワイは食べないけど」「お前日本人だろ...」「それはそう」みたいな無茶苦茶な会話で転がってしまった(日本人の舌は肥えてると思う)。
f:id:series189:20191101164937j:imageハイライトはやっぱり川下り。これは土の性質のせいだけど、川が見事に茶色なので、めちゃくちゃ汚いんじゃないかと錯覚させられる。いや、錯覚ではなくて普通に汚いんだろうけど、イメージ的に損してるのは否めない。ただ物好きはこういうとこも含めてジャングルクルーズを楽しみに来てるわけで、ここに来たら某千葉県のディ●ニーランドにはもう行けなくなってしまう。あれは本来のジャングルクルーズとは遠くかけ離れた全くの別物である。f:id:series189:20191101165414j:image
行く先々で食べ物が出され飽きさせない(飽きる)。ココナッツキャンディがこんなジャングルの奥で作られてると思うと胸熱だが、まあ甘ったるくて飽きるので、キャンディ自体をリピートしたいとは思っていない。f:id:series189:20191101165908j:image途中自生するバナナを見た。花が咲いていたが、初めて実物を見た。こういうのは注意深く見ていないと見逃してしまうし、ガイドもしてくれない。f:id:series189:20191101170034j:image船頭が漕ぐカヌーみたいなのとエンジン付きボートを交互に乗り継いでさらに奥地に入る。これを最初に観光地化しようとした人たちには脱帽だ。
遅めの昼のベトナム料理を食って再び船で戻る。f:id:series189:20191101163912j:image寺院に寄ってから市内へ。f:id:series189:20191101170055j:image東南アジアに行ったら必ずスコールには気をつけなければいけない。いや、気をつけようがないけど、雨季の少なくとも午後の遅い時間になるとほぼ必ず夕立が降るということくらいは知っておいたほうが良い。どす黒い雲が遠くに見えていたので、今日も降るなと思っていたが、これがバケツをひっくり返したような雨で、道路は川のようになるし、雨で前は見えないし、とんでもない雨だった。ただ現地民はプロなので、その雨を物ともせず高速道路を80キロで飛ばし続けていた。多分前は見えていない。

f:id:series189:20191101170554j:image18時前にはサイゴン市内で降ろされて、フォー食ってから102番。

タンソンニャットはかなりごった返していた。世界でも有数の18時前にはサイゴン市内で降ろされて、フォー食ってから102番。f:id:series189:20191101170700j:imageタンソンニャットは世界有数の混雑空港と名高いが、なるほどチェックインカウンターの列は縮まらない。3時間半も前に来て暇だと思っていたが、案外そうでもなかった。成田行きは3時間前からチェックイン開始なので一番乗り。f:id:series189:20191101171254j:image幸いほぼ定時でスタート。窓側を確保して爆睡。

ツアーで旅行すると一人旅同士の交流があるし、純粋にまちあるきを楽しめるのでツアーはたまには良いかもしれない。ただ引率してるんだかしてないんだかよく分からないツアーなので、蘊蓄を求めたりするんであればそれは自分で聞いたり調べたりする必要があるね。

1泊5日、盛りだくさんのパッケージ。大変満足。

おしまい。