結論、三次駅の1分乗り継ぎは可能です。読み飛ばしたい人は ここへ。
三次で芸備線の1814Dから庄原行きのバスってちゃんと接続してんのかな
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年8月3日
1042着で北口のバス停1043発なんやけど成功したらアクロバティックすぎんか?
ダメならタクシーで追いかけるかw
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年8月3日
西条市民病院から落合までタクシーあるかな 病院だし余裕やろって思ってるが田舎なめすぎか?
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年7月31日
圧倒的人気を誇る8421列車こと奥出雲おろち号。サンライズ出雲こそ接続ないものの、出雲市近傍の観光と併せて宿泊需要を喚起し地域の観光振興に大きく寄与している存在として著名であるのは最早周知の事実であるが、それゆえに乗車の権利を獲得するのも相当の難易度である。CYBERSTATIONで見る限り、たったの64席が全席即日完売のうえキャンセルもなかなか落ちてこない。ツアーで一部の座席が占有されている日程も存在することから指定券の確保は至難の業である。
いっぽうで、復路の8420列車はそれとは対照的に乗車前日でも空席が目立つ。往路は備後落合でそのまま折り返し木次行きになるが、各方面から備後落合までの接続列車がおよそ数時間にわたって設定されていないためである。往路で備後落合に到着した後は芸備線で各方面へ接続するか、木次線を引き返すかしか選択肢がなく、広島・新見方面からの需要は満足できていないのが現状である。
思い立って乗りに行こうとしても往路は必然的に選択肢から外れるので、今回は知る人ぞ知る?復路で出雲行きを計画したものである。まずは広島9時台の芸備線で三次をめざす。
奥出雲おろち号の復路、備後落合までのアクセスがあまりに悪いせいで往路の取りづらさに比べると圧倒的に人気がない
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年8月6日
特に土日は落合まで到達困難と言われているが、そう言われるとやりたくなるのがオタクの性
三次駅前(バス)https://t.co/Uxh3nEB2wd pic.twitter.com/lsdY9XYH1R
もくじ(行程)
- 芸備線1814D 広島09:02→三次10:42
- 備北バス 庄原駅行き 三次駅10:43→庄原駅11:22
- 備北バス 西城中野行き 庄原駅11:32→西城病院前12:02
- ㈲アラキタクシー 西城病院前12:05→備後落合駅12:15 料金2700円
- 追記
芸備線1814D 広島09:02→三次10:42
久しぶりの18きっぷで北上。実はキハ40ともども数年ぶりだったりする。クルマの利便性には鉄道は勝てないので。
日中の末端区間はやはり厳しい。三次は広島から高頻度で高速バスも来ているしそこそこ大きい町ではあるが、いかにもローカル線らしい閑散とした車内である。
備北バス 庄原駅行き 三次駅10:43→庄原駅11:22
奥出雲おろち復路を高難易度たらしめオタクに二の足を踏ませている理由はおそらくこれ。 三次駅での時刻表上1分乗り継ぎを成功させないと、各チェックポイントで大幅な時間ロスを強いられることとなる。本記事の要点はすべてここにあるといっても過言ではないだろう。
三次駅は2015年に三次バスセンターが移転して駅前がきれいになって大変わかりやすくなっている、庄原駅行きが出る2番乗り場までは改札から徒歩30秒
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年8月6日
芸備線1814Dは地上駅舎直結の1番のりばに到着してすべての扉が開くので、有人改札を受けて左折しおよそ45秒でバス停まで到達できる pic.twitter.com/QSF2EelvVp
駅舎を出た時点ではまだロータリで配車待ちしているところであったので、思ったよりも余裕ある接続ではあった。1814Dの三次でのドア扱いが42分20秒くらいだったので、実質40秒くらいではないかと内心焦っていたが、なぜか庄原行きは1分遅れて44分丁度に発車した。
平日はまだバスの本数が多いが、土休日は半減する。都合のいいことに三次10:43発の庄原行きは土日祝日も運行されているのである。前後の庄原行きは運休しているので、このダイヤの恩恵に与れるのは大変優れてゐる。
http://bihoku.co.jp/wpcms/wp-content/uploads/2021/09/ZI_sanjo_miyoshi_20211001.pdf
おそらく繋がってんだろ〜くらいの軽い気持ちで来てしまったが、接続困難やったらタクって5000円以上が消えることになってた、やはりバスは偉大だ(庄原まで550円) pic.twitter.com/vG28YoOpqF
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年8月6日
奥出雲おろちに公共交通で接続する唯一にして最終の接続ルートに違いないのだが、利用者の中にオタクはおらず、人もまばらな庄原駅へ定着した。
備北バス 西城中野行き 庄原駅11:32→西城病院前12:02
庄原駅前で備北バスを乗り継ぐ奇行
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年8月6日
1日数えるほどしか列車が発着しない駅ではあるが綺麗に整備されて、駅前にはデジタルサイネージが鎮座している
ただ奥地よろしく歩いてる人はほとんど見かけないし、庄原日赤の周辺をのぞいてバスに乗ってる人もこの時間はまばら。このまま西城へ pic.twitter.com/5Sr82pMVeM
さらに備北バスを乗り継いで山中へ分け入る。
当該便は凡そ15分前に庄原駅を出たのち、市内を周回して再び32分に駅前に戻ってくる特徴的な運行ルートが組まれている。10分弱の接続で三次から乗り継げてこれで終点まで乗車する。
今回は西城中野の一つ手前の病院前で下車した。
これは病院前にタクシーが待機していることを想定してのものであったが、バス停自体は病院の敷地外徒歩数百メートルのところに位置しているし、土日は外来休診のためタクシーは配車しないそうなのである(後述のアラキタクシーの運転士情報)。
広島駅時点でタクシーを予約していたが、それが無難なのかもしれない。なお配車料の概念はない。年金暮らしでゆるゆると小遣い稼ぎだから儲からなくても構わない、暇だから運転してる、とのことで、控えめに言って神。
そういうわけで、本当は西城中野まで乗って中野のバス停で迎車お願いすればよかったのだが、金は天下の周り物、細かいことは気にしない。
庄原でこれ見かけたけど乗り放題ってほど乗れる列車が日中ないんよ、どれくらい売れてるのか気になる pic.twitter.com/ewaDmUUOfB
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年8月6日
8421列車への接続スジは一応引いてあるっぽくて、12:03発の臨時の落合行き運転してくれると助かるけど設定あるのに運行しないってことはオペレーションの問題とかあるんだろうな pic.twitter.com/7OjsH4borl
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年8月6日
㈲アラキタクシー 西城病院前12:05→備後落合駅12:15 料金2700円
迎車がクラコンで到着。タクシーはクラコンに限る。
駅前タクシーにはなぜか電話繋がらなかったので(有)アラキタクシーに迎車お願いした。㋔㋟㋗輸送慣れてる上に迎車料金かからないどころか運賃いくらか負けてくれたので、大変素晴らしい、正しい、優れを得ている
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年8月6日
(有)アラキタクシー
+81 824-82-2741https://t.co/fylD9pAFw2 pic.twitter.com/6YBQ5XsbY0
手前でメーター切ってくれる正しすぎるタクシーに釣り銭を貰って頂き下車。
駅前にはぼくなつ*1的な景色が広がっている。今回も私は優れ果てたサンダルを召しているので、川に入ることができ、ただの週末が大変正しい夏休みと化した。やはり膝下全域不潔論は自明。
とはいえ、時刻表上で公共交通機関が繋がらないのは土日の西城市民病院から北の区間だけだし、平日は全部繋がっている
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年8月6日
土休日の難易度は確かに高いが、落合まででの鬼門は三次で1分の乗り継ぎを成功させることくらいしかないし、結論ダイヤ通りなら芸備線と庄原駅行きの備北バスは余裕で接続してました pic.twitter.com/CkBKr7jYgS
追記
まあ接続あったら助かるけど、思い立って土日に指定席用意できる自由さはなくなるでしょうね、もともと定員50とかそこらで現状でも往復利用のオタクが座席埋めてるしな
— 一般男性 (@8kcdn_s) 2022年8月6日
FAQとしてこの記事が役立ってほしいものの、役立ちすぎて復路が人気になるのは勘弁なんだよな。みんなおれの記事見ないで(見て)