サンダル紀行

オタクがサンダルで家を出た結果。有象無象の記事をぼちぼち書いていく(2019/10/14-)

【ベトナム】エアアジア ホーチミン→成田 VJ822便エコノミー(A321)【搭乗記】

ベトナム遠征の帰り。中距離LCCの代表格ベトジェット、成田への直行便を利用しました。ベトジェットはハノイ・ダナン・ホーチミンに直行便を飛ばしており、日本アジア間路線は最近伸ばしてきている分野です。そろそろ東京路線の中距離LCCの中でも代表格といっても過言ではないでしょうね。f:id:series189:20191101180942j:image
今回は片道運賃で日本円にして9800円。運賃は2000円なのでほぼ底値です。機内持ち込み荷物は7kg、機内食は出ません。往路は日中便、復路は深夜便なので、往路は少しきついかな。軽食があると助かります。逆に復路は寝るだけなのでむしろ食事は要らないでしょう。3時間前からチェックイン開始です。発券時に窓側をアサインして欲しいというと希望を聞いてもらえます。f:id:series189:20191101181004j:image
タンソンニャット国際空港にはいくつかの売店や食事のできるスペースがありますが、市内に比べて圧倒的に高いので、空港で食料を調達することは全くもってお勧めしません。というか価格差が5倍も6倍もあるのが普通なので、市内ではかたや水が30円、40円の世界で、空港は200円、300円となるわけです。こういう金銭感覚で商売をやるってどうなんだろうとちょっと思ってしまいます。制限エリア内にもいくつか店舗はありますが、全体的に空港のサイズに比して店舗数が少ないイメージがあります。f:id:series189:20191101181033j:image
ところで、ベトナムの公共交通に定時性がないというのは既に旅行記でも何度も述べている通りですが、空路についても例外なはずはなく、このVJ822便も御多分にもれず基本的に定時運航の日はほぼありません。

VietJet Air flight VJ822 - Flightradar24

最近になってようやく慢性的な遅延が改善されてきているようですが、着地側の予定をギリギリに設定するのは避けた方が良いと思われます。

f:id:series189:20191101181053j:image幸いこの時はほぼ遅延なしで飛びました。0時に機内に案内されたものの、そのまま機内で1時間以上待機となったのは良く分かりませんが、少なくとも滑走路はすいていたので、滑走路待機以外の何かがあったことは事実です。f:id:series189:20191101181114j:image
A321での運航で、エコノミーのシートは狭め。あまり倒れないし、壊れている座席があるので夜行便が苦手な人にとっては利用しづらいかも。f:id:series189:20191101181609j:image
20分弱遅れて成田着。f:id:series189:20191101181626j:image

個人的にお勧めなのはダナン線・ハノイ線と組み合わせた周遊旅行です。選択肢が広がりましたので、今後もまた利用することがありそうです。

 

おしまい。

【完全無計画】週末弾丸ベトナム紀行【旅行記】(6終)Day4 メコンデルタツアー

f:id:series189:20191101163934j:imageホーチミンの空港ベンチで一夜を明かし翌朝6時に空港を出発。
f:id:series189:20191101163950j:image市内までのアクセスは懲りずに102番。実家のような安心感がある。私営の黄色でもよかったけど、今回はお金を使わないようにしようと思っていたのでこれでもかというくらいケチっている。
日曜朝なので渋滞にもはまらずにスムーズに市内へアクセスした。30分くらいで9月23日公園の前のバス停に到着。初日に探しておいたメコンデルタのツアーの旅行会社のベンチに腰かけながら、そばのファミマで購入した朝飯を食う。f:id:series189:20191101164012j:image
説明の時は旅行会社の前からバスが出るという話だったけど、なんだかんだ1時間くらい待たされた挙句公園をはさんで反対側の通りからバスが発車することになった。まあこれも想定内。7時集合で、それでも8時にはツアーバスが来て市内を出たので、行動開始は早いほう。f:id:series189:20191101164044j:image

日本語ツアーは高いので当然パス。9月23日公園の向かいのバックパッカー街で英語話者向けのツアーが1日9$~あるという情報を手に入れたのでふらふら歩いてると、いくつかお店をまわると結構な軒数出してるんだよね。適当に良さそうなところで今回は11ドルで手を打ったが、もう少し通りの奥のボロっちい代理店とかだったら安いところがあるのかもしれない。代理店の名前は忘れた。
f:id:series189:20191101164109j:image40と数人乗りのバスには実に様々な国の旅行者が乗っていて、バックパッカーからなにから家族旅行から、その種類も様々だったが、日本人は自分ひとり。日本から来たというだけでなぜかガイド氏に盛大に祝われたし、そのせいで日本人の少年!と旅行者から話しかけられたり、色々面倒ではあったが悪い気はしなかった。他にはスイス、アメリカ、カナダ、スペイン、ブラジルなんかからはるばる来ている人たちとか、アジア圏だとムンバイ(インド)から来たという夫婦とか中国人、あとはマレーシアから来た女性とは仲良くなってインスタを交換した。まあ日本語でしか投稿してないんだけど。f:id:series189:20191101164225j:image
途中ガソリンスタンドに寄って給油。これが現実。

ベトナムに行った日本人というのは結構良く聞くけどこういうツアーで一人も日本人がいないというのは少々さびしいし、日本の英語教育の弱さを実感するよね...いやむしろ経済力を評価すべきか。

なんだかんだ結構時間かかって、2時間くらいでミトーという土地に到着。
f:id:series189:20191101164531j:image最初に立ち寄ったのは物産館みたいなところ。ゴムの木が有名なのでゴム製品の紹介があった。特にびよびよ伸びる着物みたいなのとかよく見る感じのやつ。速乾性とかを実演したりして販促する施設だが、Made in Vietnamの真髄を見た気がする。というのもなんか一昔前の商法だなあ、日本では土産物店への連れまわしは旅行業法で禁止されているんだよなあとか思ってたという意味。深夜の通販番組レベルのやつでさすがに苦笑。英語も越語も堪能な人たちが雇われていてやるなあ、と思った。
f:id:series189:20191101164756j:image肝心のメコン川はすぐそこなので、船着き場にバスを横付けして渡し船で中洲へ。ここでも土産物屋の勧誘を受ける。
f:id:series189:20191101164828j:image生ぬるい果物が出てきて食わされて、現地民謡を聞かされて、はちみつを食って、とかしているのが午前中。ツアーっていうのはふわふわしてて中身がない割に自由度が低いしいまいち好きじゃないんだけど、自分で考える必要もなければ飯も勝手に出てくるので、本当に楽。ちなみに出てきた果実はグァバ、ドラゴンフルーツ、パイン、スイカ、とかそんな感じだと思ったけど、海外宜しく冷蔵設備が本当に発達していなくて、これはヨーロッパでもいえることだが、冷えてなさすぎておいしいものもおいしくない。グァバもドラゴンフルーツもれっきとしたフルーツだけど、味ないし、硬いよね。相席したスイス人女性はどうも食べたことがないらしく、「何だこれは...」とめちゃくちゃ困惑していたので「アジアではメジャーだよ。ワイは食べないけど」「お前日本人だろ...」「それはそう」みたいな無茶苦茶な会話で転がってしまった(日本人の舌は肥えてると思う)。
f:id:series189:20191101164937j:imageハイライトはやっぱり川下り。これは土の性質のせいだけど、川が見事に茶色なので、めちゃくちゃ汚いんじゃないかと錯覚させられる。いや、錯覚ではなくて普通に汚いんだろうけど、イメージ的に損してるのは否めない。ただ物好きはこういうとこも含めてジャングルクルーズを楽しみに来てるわけで、ここに来たら某千葉県のディ●ニーランドにはもう行けなくなってしまう。あれは本来のジャングルクルーズとは遠くかけ離れた全くの別物である。f:id:series189:20191101165414j:image
行く先々で食べ物が出され飽きさせない(飽きる)。ココナッツキャンディがこんなジャングルの奥で作られてると思うと胸熱だが、まあ甘ったるくて飽きるので、キャンディ自体をリピートしたいとは思っていない。f:id:series189:20191101165908j:image途中自生するバナナを見た。花が咲いていたが、初めて実物を見た。こういうのは注意深く見ていないと見逃してしまうし、ガイドもしてくれない。f:id:series189:20191101170034j:image船頭が漕ぐカヌーみたいなのとエンジン付きボートを交互に乗り継いでさらに奥地に入る。これを最初に観光地化しようとした人たちには脱帽だ。
遅めの昼のベトナム料理を食って再び船で戻る。f:id:series189:20191101163912j:image寺院に寄ってから市内へ。f:id:series189:20191101170055j:image東南アジアに行ったら必ずスコールには気をつけなければいけない。いや、気をつけようがないけど、雨季の少なくとも午後の遅い時間になるとほぼ必ず夕立が降るということくらいは知っておいたほうが良い。どす黒い雲が遠くに見えていたので、今日も降るなと思っていたが、これがバケツをひっくり返したような雨で、道路は川のようになるし、雨で前は見えないし、とんでもない雨だった。ただ現地民はプロなので、その雨を物ともせず高速道路を80キロで飛ばし続けていた。多分前は見えていない。

f:id:series189:20191101170554j:image18時前にはサイゴン市内で降ろされて、フォー食ってから102番。

タンソンニャットはかなりごった返していた。世界でも有数の18時前にはサイゴン市内で降ろされて、フォー食ってから102番。f:id:series189:20191101170700j:imageタンソンニャットは世界有数の混雑空港と名高いが、なるほどチェックインカウンターの列は縮まらない。3時間半も前に来て暇だと思っていたが、案外そうでもなかった。成田行きは3時間前からチェックイン開始なので一番乗り。f:id:series189:20191101171254j:image幸いほぼ定時でスタート。窓側を確保して爆睡。

ツアーで旅行すると一人旅同士の交流があるし、純粋にまちあるきを楽しめるのでツアーはたまには良いかもしれない。ただ引率してるんだかしてないんだかよく分からないツアーなので、蘊蓄を求めたりするんであればそれは自分で聞いたり調べたりする必要があるね。

1泊5日、盛りだくさんのパッケージ。大変満足。

おしまい。

【ベトナム】エアアジア フエ→ホーチミン 315便エコノミー(A320)【搭乗記】

ホーチミンサイゴンと表記している場合があります。

フエ王宮に行くにはベトナム各地からダナンに飛んで鉄道、の旅行者も多いですが、ホーチミンハノイなどの主要都市から空路でのアクセスも可能です。f:id:series189:20191101162416j:imageベトナムは物価安なので当然空路も安いです。今回はフーバイ空港(HUI)からホーチミン(SGN)に向かう深夜便を使いました。運賃はわずかに500円、諸税等を含めても2500円弱でした。サイゴンハノイからは割と本数もある上に当日でもこの値段で買えるので、検討の余地は大いにありだと思います。所要時間はおよそ1時間半。

f:id:series189:20191101162539j:imageフーバイ空港はフエ市内から車でおよそ20分くらい。空港アクセスはバスかタクシー。
タクシーがラクかなと思いますが、単身旅行者とか貧乏性の人はバスを使うのが良いかなと思います。

ordinaryman.hatenablog.jp

市内側発の終バスは19時。これでフーバイ空港へ。

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国内線しか就航していないので、空港はかなり簡素な造り。20時くらいにはまだまだ発着便はあるが、店はどんどん閉まってしまうので、お店にはあまり期待しない方が良いです。Wifiは完備されているがかなり遅くてブラウジングはすこしストレス。
チェックインは3時間前からスタート。終バスの都合でめちゃくちゃ早く空港に着いてしまったので、ベンチで書き物をしたりしていました。保安検査場を通過した後の制限エリア内の方が色々お店があったような気がするので、早く入ってしまってもあまり困ることはないかなと思います。ただ中のお店の方は値段が高め。
機内持ち込み荷物は7kg。今回もバックパックだったので特に問題なしです。チェックインカウンターでの重量計測もありませんでしたし、機内持ち込みの手荷物タグもスルー。裁量問題かもしれませんが結構いい加減だと思います。f:id:series189:20191101163141j:image
VJ315便は毎日遅れていたのでどのみち遅れるだろう、と思っていましたが、はたして、その通りになりました。
もともと23時20分出発予定でしたが、当日になって30分遅れることが前もって確定していたので、予定時刻からさらに30分くらい遅れたのを加味するとかれこれ4時間近く待ったことになりますが、この国の空路に定時性を求める方が間違っているでしょうね。
f:id:series189:20191101163218j:imageこの便は夏の間は真夜中にフーバイ空港を出る最終便になりますが、秋になると21時頃の出発になります。結構頻繁に運行時刻が変更になるようです。この便を選んだのには理由があって、夏の期間はヨーロッパのfly oneからのチャーター機の320で運行されるからです。それ以外の期間は日程によってベトジェットの320や321で運行されているようです。
f:id:series189:20191101163431j:imageヨーロッパのチャーターなので客室乗務員は外国人(第三国人)。f:id:series189:20191101163533j:image
A320での運航で、Yのみ1クラスの設定。エコノミーのシートピッチは710mmですが、分厚いシートなのと割とリクライニングするので、ベトジェットの運行よりはむしろ良いかも、と思ったりします。ちなみにベトナム国内線で何便かfly one からのチャーター機で運行される便があるようです。f:id:series189:20191101163614j:image

ホーチミンには2時前着。国内線ターミナルから国際線ターミナルの出発ロビーに直行し、そのまま空港のベンチで寝ました。f:id:series189:20191101163722j:image
意外と国内線Tの床で寝てる人がいたり国際線到着ロビーの床もごった返してたりする一方で、国際線出発Tはあまり混んでないので空港で野宿する際にはお勧めです。
次の日の記事はこちら。

 

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おしまい。

【ベトナム】フエの空港と市内をアクセスする方法【空港バス】

f:id:series189:20191027004236j:imageベトナムの古都フエは言わずと知れた世界遺産です。世界各国から多くの人が訪れています。最寄りの空港はフーバイ国際空港(HUI)です。ダナンやホーチミンハノイから直行便が就航しています。

ベトナムは物価が安いので、「空港アクセスはタクシーで」という人も多い気がしますが、バスなら飛行機の発着に合わせて運行していて利用しやすいし、空港から市内中心部までわずかに片道5万ドン(250円)ですので、検討の余地は十分にあると思います。f:id:series189:20191027004114j:image

 

・チケットの買い方(空港側)

チケットは到着ロビーのカウンターで購入する。かなり狭い空港なのでカウンターが見つからないことはないと思う。端っこにあります。f:id:series189:20191027004149j:image日中の便は特に迷うこともないと思われるが、20時にはすでにチケットの販売は終わっていた。ただしリムジンの運行は続いていた。もしかしたら時間帯によって車内で買ったりするのかも。

 

・チケットの買い方(市内側)

市内のバス停留所は1箇所。旅行代理店で購入できる。f:id:series189:20191027004219j:image

お昼の時間帯は休みらしく、おそらく11時から14時は閉まっている。そのタイミングでもバスは運行しているはずなので、多分バスの運転手から買えるはず。

店の前で客待ちしていたタクシーの運ちゃんが乗っていかないかと声をかけて来たので、「ここの事務所いつ開く?」と尋ねたら14時からだといっていたし、ここのビルの守衛も14時だと言っていた。タクの運ちゃんに「バスあるの知ってるんだ、ごめんな」というと「今はなんでも知ってんだな...」と返してきた。当たり前だよなあ?

ちなみに終バスは19時半。

 

バスで安くて快適な旅をお勧めします。

おしまい。

【完全無計画】週末弾丸ベトナム紀行【旅行記】(5)Day3 古都フエをチャリで激走

明朝6時起床。フロントが開いておらずチェックアウトできなかったのでドミ内を駆けずり回って(とはいってもすごい小さい3階建てのドミだけど)オーナーを探して、寝ているオーナーを叩き起こし玄関を開けてもらう。早歩きでダナン駅へ。f:id:series189:20191024195243j:image
昨日ダナン駅に到着した時に、翌6時43分発のハノイ行きのSE22列車の指定席を予約したんだけど、間に合わないと3時間後にしか電車が来ないので、このSE22列車をなんとしてでも捕まえておきたかった。
6時半に駅についてみると45分遅れで運行していると液晶モニタに掲示があって、「なんだよ急いで損したなあ」と言う感じ。ちなみに駅構内のチケット売り場はまだ開いておらず、前日に乗車券を購入しておいてよかったなと思った。駅にはWifiも通じているのでTwitterを眺めたりしながら改札待ち。45分遅れという情報もどこまで信用できるかわからなかったので。f:id:series189:20191024195336j:image
SE22列車はこの列車はサイゴンを前日の11時40分に出発して、丸一日かけて終着フエまで向かう。なんか日本の「昭和の写真集」みたいなやつで見た風景が思い出されるのはこういう長距離列車がいろんな人々を運んでるところなんだろうなと思う。事実大量の荷物を抱えた人々がダナンで下車しているし、駅員の数も多い。「動きのある人々の居る風景」というのがつまるところ前時代的な風景ということなのかもしれないなあ、とか考えていた気がする。1時間遅れでダナン駅を出た。f:id:series189:20191024195417j:image
フエまでの運賃は7万数千ドン。日本円換算で350円とかそれくらい。連結しているのは2段寝台、3段寝台、座席車で、今回は座席車を選択。フエまでは3時間半も乗ってこの値段だから、だいぶ安い。というか日本が高すぎるだけなのかもしれない。山を越え、谷を越え、河を超え、建築限界ぎりぎりの線路を北に向かってひた走る。こんなところに線路敷く?みたいな山深いところに線路があって、乗っててすごく楽しかった。大石昌良の「ようこそジャパリパークへ」とか聞いてた。f:id:series189:20191024195504j:imagef:id:series189:20191024195529j:image
海外の鉄道によくある対面式の座席配置の客車で、割り当てられた座席が進行方向と逆向きだったので、座席を指定する時は8の倍数(海側)でかつ数の大きい座席(サイゴン側)を選ぶのが良さそう。自分の座席は22番で山側の座席。f:id:series189:20191024195625j:image
フエに着いた!

例のごとく駅前でバイタクの男に捕まる。もうこういうのも慣れっこなんで、この日はフエの王宮を皮切りに世界遺産の各遺跡群をチャリで回る予定にしてるんだということを歩きながら伝えて、それでもしつこく追ってくる人だけを相手にしようと考えていた。レンタルバイクをしきりに勧めてくるが、レンタサイクルで十分だということは地形的にも分かっていたことだし、どうもダウンタウンまで行けば3万ドンで1日レンタサイクルが借りられるそうなので、3万ドンは絶対に譲るつもりはなかった。

市内まで送り迎えつきで7万ドンで貸してやるよ、というバイクの男が現れたので
「本当に7万ドンで貸すんだな?」
「貸す貸す!(貸すとは言ってない)」
「じゃ考えてやるよ」
ってことでバイクに乗って市内へ。まあ500mくらい走ったところで案の定「70万ドンで貸すよ」とか言い出したので降ろしてもらった。まあ想定内。

ダウンタウンに向かってまたしばらく歩いてると、バイクの客待ちの男から声を掛けられ、執拗にレンタルバイクの提案を受ける。だからレンタサイクルだっつってんだろ...というと一転して今度はレンタサイクルを貸すと言ってくる。後で分かったことだけれどもこの人はレンタサイクル・レンタルバイク商だった。最初は1時間3万ドン(19時まで借りる予定だったので24万ドン)で提案されたのだが、紆余曲折があり1日4万ドンで貸してくれることになった。中心部までの足も確保できて一石二鳥。
借りる際に身分証とかカードを置いてけと言われたので、JMBのWAONカードを置いていった(完全に舐めてる)。無事レンタサイクルを手に入れた後は近くのベトナム料理店でフォーを食ってからフエの王宮へ。
バス15円、フォー100円、みたいな感覚なのにこういうグローバルな観光地は価格めちゃくちゃで、入場料で7~800円取られたりしてなんだこれ、となってしまう。

フエの王宮は紫禁城をモデルに縮小して作られたというだけあって地図上で見るとそっくりで、フランス統治時代の華美な装飾と相まって中国文化ともまた違った趣がある。でもほとんど中国。

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かなり保存状態良かったので行って正解。

次、チャリをかっ飛ばしてトゥドゥック帝廟へ。
事前情報ではベトナム市内は普通に平坦とか書いてたのでまあ楽だろうとたかをくくってたが案外坂道が多くて大変だった。しかも交通量がバカ多いので轢かれないように注意してると本当につかれる。というか止まっているより動いてる方がむしろ安全だし、一度動き出したら止まらない方が相手も次の挙動を予想しやすくて勝手に避けて行ってくれるし、その辺りは日本の感覚とは大きくずれているところ。これはジャカルタに行った時も実感したことで、これで東京に戻ってくると日本人は赤信号でもちゃんと止まってるし、なんという真面目な国...となるのはうなずける話だと思うんだよな。f:id:series189:20191101122626j:imageGoogleMapで最短ルートを検索したからか生活道を指示され、山を越え谷を越え無事到着。ここは外観見ただけでスルー。まあ入っても良かったけどあまりベトナム史について詳しくないので。

ひとしきり休憩してからこれまた世界遺産のカイディン帝廟へ。

カイディン帝廟とは川を挟んで向かい側にミンマン帝廟があって、
・トゥドゥック
・カイディン
・ミンマン
この3つを巡るツアーっていうのがメジャーな感じ。ただ地形的な問題があって今回はミンマン帝廟に関してはパス。カイディンに直行。f:id:series189:20191101124444j:image
ちなみにGoogleMapで検索して出てくる徒歩ルートをたどるとやばいオフロードを通ることになるので道はちゃんと調べた方が良いと思う。森林の中で立ち往生したり泥沼が現れたりしてカオスだったし、野良犬が追いかけてきたりして本当に怖かった。噛まれたら死なので。フォン川の脇の側道に出た時はようやくまともな道になった...とほっと一息ついた(当然後ろから爆音のクラクションを鳴らされる)。f:id:series189:20191101124302j:image
山の中に突然現れた巨大な帝廟には心底驚いた。まあ当時住民からバカみたいに税金絞って立てたんだから迫力があるのは当然だが、本人がこのやたらジャラジャラした装飾を自ら設計したというから、いかにもありそうな拝金主義的な話だよなと思ってしまう。f:id:series189:20191101124350j:image好きか嫌いかで言ったら好きだけど、それは立地とか外観全体を見て言っているのであって、個々の建築物を見てもあまり美しいとは思わなかった。日本人的な簡素さの文化の中で生きているからかもしれない。日の丸の国旗なんかその最たる例だよね。
f:id:series189:20191101124331j:imageとても眺めが良いのでひとしきりここで休んでからチャリで市内まで戻る。日暮れまでに帰らないと夕ラッシュに巻き込まれて事故りそうだなと思っていたが、交通量自体は終業と同時(17時頃)に一気に増えだすので、日は暮れずとも結局渋滞には巻き込まれた。まあでも不思議と事故は一件も見てなくて、信号無視はするわ車線は守らないわで交通ルールなんてなかったけど、流れに沿って流れてればむしろ安全だし、郷に入っては郷に従えってことで、意気揚々と道のど真ん中をチャリで爆走してたりした。慣れって恐ろしい。下り坂なんかはむしろチャリの方が速かったりするので、バイク乗ってもチャリ乗っても一緒かなと思う。
f:id:series189:20191101124414j:image無事チャリを返しフォーを食って早めに空港へ。食堂からレストランまでいろんなところでフォーを食ったが、おおむね値段に比例しておいしいフォーが出てくる印象。大衆食堂が一番現地のスタンダードな味だとはおもうけれども、日本食はたとえ吉野家だろうが日高屋だろうが、どこに行っても洗練されすぎているので、普段からそういう環境に居る身としては、別に安くてよれっよれの麺を毎日食うこともないだろう、とは思ったりする。現地の文化や食、人に触れるというのは大きな目的の一つだけど、「それで暮らさなくて良い」というのが旅行のまたいいところだろうね。
ちなみにフエの空港まではバスで直行。

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次稿、最終日サイゴンへ。鉄板のメコンデルタツアーに申し込んである。
おしまい。

【完全無計画】週末弾丸ベトナム紀行【旅行記】(4)Day2午後 ホイアン

東洋のベネチアと呼ばれた日本も、ホイアンというまちにはかなうまい。というくらいいい街だった。ちなみにホイアン世界遺産です。f:id:series189:20191014003219j:image景観に水のある街っていうのは僕の経験からすると例外なく良いんですよ。
ベトナムは国土が湿地帯だし、こういうところはもっとあっていいはずなんですが、整備が追い付いていないというのが実情でしょうね。
ベトナム史は15世紀~16世紀くらいからしか取り上げられることがありませんが、ホイアンの街並みはまさにその時期に繁栄を迎えていた都市です。ダナンの北に古都・フエの街がありますが、こちらも世界遺産ホイアンはフエの外港として中国や日本との交易で栄えたという歴史があります。日本はじきに鎖国しましたので交易は途絶えましたが、そのころ前後に住んでいた日本人が作った建築物なんかはまだ残ってるんですね。f:id:series189:20191014005830j:image400年も500年も前の建物が変わらず残ってるって、そらまあすごいことですね(来遠橋)。特にベトナム戦争も経た中で、よくぞ永らえたなと。
ちなみにホイアンの旧市街に入るには観光チケットが必要だそうですが、街の北から入ったら特に要求されることもなく入れました。Web記事に東の市場側から入るとチケットが必要ないとも書いてありましたが、そもそもチケットの制度なんかあるんだろうか?
この来遠橋は日本人が作ったものですが、橋を渡るのに料金が必要です。ただしこれもガバガバで、右から入るにはチケットが要るが、左から入るにはチケットが要らないという謎仕様。
f:id:series189:20191014005926j:image街の保全には手が加えられていますが、ポーランドのクウィアトコウスキーという建築家が文化財の修復や管理に世界遺産への登録に尽力したそうで、石像が建っています。この人はベトナムに17年間も住んでいたそうで、保全手法が確立されていないベトナムでその指導にあたり、ホイアンの街が世界遺産登録を果たすことができた立役者だとか。本人は登録を見ずにこの地で亡くなったそうですが、こうやって彼のマインドは生き続けているわけですね。f:id:series189:20191014010820j:image

ホイアンのランタン祭りは有名です。祭りに合わせて旅程を組むのはとても難しいことですが、いつか行ってみたいなと思えるくらい良かった。普段からランタンが吊るしてあるので、少なくとも雰囲気は感じ取ることができます。

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腹が減ったので屋台で売ってた5万ドンの焼き物を3万ドンに値下げして購入。味がなくておいしくなかった。
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発射待ちの人力車(なんか違う)
f:id:series189:20191014011013j:imageこのベネチアっぽさ。増水とかなさそうだし、水路のギリギリまで攻めてる建築が魅力的に映る。
ホイアンの街はトゥボン川を隔てた洲上にあるので、そのそれぞれを橋を経由して行き来することができる。今回はバスの時間の都合であまりゆっくりすることはできなかったけど、垢抜けたベトナムの第二面を存分に楽しめたかなと、個人的にはすごい満足してる。

ホイアンに公共交通で来ようと思った時はダナンからのバス(01系統)しか手段が無いが、この終バスが17時20分までとめちゃくちゃ早い。しかもホイアン側は旧市街からは少し離れたところから出るので、1キロ弱歩かなければならない。17時過ぎにぼちぼち帰ろうか、ということでgooglemapを見ながら歩き始めたんだけれども...
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...途中で道がなくなってたんだよね。
オイオイ地図と書いてあることが全く違うじゃねえかと思いつつ、現地民にくっついて歩いていくと完全な行き止まりに。
このルートの丁度中腹あたり。
まずいなあ、引き返すか、とこの道を諦めかけてたら、これまた現地の人が「この道作ってるとこだけどここ通ってって」とロードローラーが行き交ってる工事真っただ中の道を指さして、いや、まあ確かに人の往来も結構あったんだけど、ここ行くのかあwという感じで、地図上では森になってるはずの空き地を大胆に横断。

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宅地造成の一環としての街路整備な気がするけど、結果的にショートカットにもなったし、砂埃を巻き上げるローラーに捕まったことと、バラックから出てきた犬に追いかけられたこと以外は何事もなかった。犬に追いかけられがち。
f:id:series189:20191014011024j:imageで、このホイアン行きのバスに無事間に合い、17時20分に出発。どうもまだこの後に2本ダナン行きは控えているらしいので、結構遅れて運行しているっぽい。いや、そもそもダイヤ通りじゃなくて適当に動かしてるのかもしれないけれども。
運賃は前情報だと18000ドンだとか20000ドンだとかいろいろあったので、細かく18000ドン出してみるか、と思って出したら足りねえよ、と言われたので2万ドン出してみたらそれでオッケーだった。本当は他の人がいくら払ってるか見て運賃支払おうと思ったんだけど、運悪く最初に収受されてしまったので、他の人がいくらなのか見る暇がなかった。出発前にイギリス人の観光客の女性がこれいくらなのかしら...と結構でかい独り言を言ってたんで、「1.8か2万ドンで僕は聞いたよ。たぶんそれくらい」と答えたらちょっと打ち解けた。まあ向こうもガチプロっぽかったんでそれ以上は話さなかったけど、そういうとこあるよね。目と目で挨拶的な。
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エアコンは入るけど最初冷えるまではみんな窓全開。ドアもしばらく全開。バス停は一応あるけどほとんど止まってないし、なんなら一度乗客無視して通り過ぎて、車内にいた客が「乗りたい子いたよ!!!」と大声で叫んでやっと止まった。中学生くらいの女の子(制服を着ていたので学生であることには間違いないと思う)が乗ってきたけど、バスに乗るにも一苦労である。
この国では車体がデカければデカいほど優先される、みたいなところがあって、バスやトラックがクラクションをとにかく鳴らしまくって前にいる車を追い抜いていくのが慣例になっている。そのために、日本から輸入されたと思われる左ハンドルの中古車のクラクションであっても例外ではなくて、現地仕様の爆音ホーンに換装されていてもはや面影はなかったりする。後ろから鳴らされると本当に心臓に悪いので、できることなら鳴らされたくないんだけれども、やたら鳴らしてくるので、こればかりは慣れるしか方法がないと思う。日本だったら町中で喧嘩が起こっているに違いない。こういうのも文化の一つの形態であって現地に居るときは「騒がしすぎるな」とか思うわけだが、静かな日本に戻ると「この横断歩道普通に渡れるじゃん」とか思ってしまう。慣れって良くないですね。
ちなみにホイアン行きのバスに限らず、バスは貨客混載方式。途中の停留所で荷物の受け渡し・引き受け要員が待機してて、バスが日常生活の宅配業務の一端を担っている様子が分かる。電化製品とか、生鮮食品とか、とにかく何でも載ってくるところは見ていて面白いね。タクシーで快適さやプライベートな空間を求めるのも一興ではあるが、個人的には現地交通を使わないと旅してる感じがないので、逆にタクシーはほとんどお世話になるタイミングがない。

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01系統はTran Hung Dao (陳興道)というバイパスを経由する。道中はかなりの速度で飛ばしていて快適。渋滞に巻き込まれることもなく、ホイアンに1時間弱で到着。夜景が広がっていたのでドラゴンブリッジのすぐ脇で降ろしてもらい、ハン川のほとりでぶらぶらしていました。
夕食はここ。

懲りずにフォーを食って早々に就寝。
Day3は次稿。

おしまい。

【完全無計画】週末弾丸ベトナム紀行【旅行記】(3)Day2午前

冷房効き過ぎなのと、12番寝台に向かって思いっきり吹き出し口向いていたので限界感のある一夜になりました。除湿運転じゃないから布団かぶって寝るとすごいべたべたするし、結局となりの11番寝台が空いてたんでうつりましたね。線形が良くないので夜中寝台が飛び跳ねてたり、車がうるさかったりするので、これまで乗ったどの寝台車よりも寝心地は悪かった。

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それでも翌朝は7時起床。ノイキャンヘッドホンで無理やり入眠した後はわりとぐっすり寝ました。朝飯を買っておらず、普通に腹が減って死にそう。食堂車はついてるんだけど腹壊したら嫌なのでチキってやめました。今思えば食っても良かったなあと思い後悔しています。

何やらお昼の積み込みがあるみたいで、9時半に車掌から昼飯券を35000ドン(175円弱)で購入することができ、11時に飛行機で食べる機内食っぽいやつが回ってきた。それがこちら。f:id:series189:20191013165439j:image悪くはない。悪くはないけど良くもない。鳥とメシときゅうりと奥のパックはグァバですね。味はおいしいんだけど、可食部分がめちゃくちゃ少ない。鳥に関してはこの1/3くらいが骨で、グァバも芯の部分とったらあんま身がなくなったし、現地の物価水準から言ったらこれはそこそこ高いほう。あまりの空腹で買わない選択肢はありませんでした。
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広い平野をゴトゴト進み、12時過ぎにほぼ定時でダナン駅(Ga Da Nang)着。17時間の長旅でしたが、普通に優秀なんだよなあ。

ダナン駅は日本の函館駅のように頭端式のホームになっています。ダナンまで引っ張ってきた機関車は機回しされて、逆側につけ直され、来た道をしばし引き返します。機回しの際に当駅でカラの寝台車1両を増結して出て行きました。f:id:series189:20191013232309j:image
SE4列車を牽引するのはD19E型ドイモイ号ですが、形式表示はDiesel+1900馬力+Electronicの意味で、積んでいるエンジンで発電してモーターを回す仕組みです。日本では一時期DD51型のような液体式機関車が実用化されていたことがありますが、海外では電気式が主流です。f:id:series189:20191013232352j:image

近年では日本でもDF200型とか、VVVFインバータを積んだハイテク機関車が電気式で製造されています。カタログ値で定格出力1455kw最高時速120km/hだそうですが、線形的に120キロ出したら脱線するし、出力はだいぶ非力ですね。軌道が日本の在来線で採用されている1067mm(狭軌)よりさらに狭い1000mmゲージなのでそれも妥当なのかも。
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ダナン駅を出ると観光客目当ての運ちゃんが客引き。無視して宿へ。サイゴンに比べるとだいぶ田舎になってきて、交通量も少ないし長閑な街並みになります。でかいショッピングモールを過ぎて、路地に入ると1泊352円のドミKAT HOSTELに到着。booking.comから予約しましたが、ドミの位置が間違っているので要注意。5分ほどうろうろして発見。

この宿、普通に地図のピン止めが間違ってるんだよね。泊まる人いるかわからないけれども、かなりここ良かったのでお勧め。f:id:series189:20191013232459j:image
荷物を置いて街に繰り出し、とりあえず散策。
観光客も集まってそうだし、ダナン大聖堂でも覗いてくるか、と思ったのでまず大聖堂。中国人・韓国人・その他白人が急に増えてベトナム要素が全くもって欠如しています。
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仏領時代に建てられたカトリック系の聖堂で、いきなりこういう建物が不自然に町中に鎮座しているとやっぱり違和感がある。フランス統治下という時代が本当にあったんだなあということを思い起こさせられるよね。f:id:series189:20191013233325j:image
表の玄関は閉まっていたが、ここの前にあるバス停から1番のバスでホイアンに行くことができる。ダナンの街は小さいみたいだから、午後目いっぱい使ってホイアンまで行ってしまうか、と思ってバスを検討。片道2万ドンで行けるので、ホイアンまでの実質最安値の手段だし、一応書類上は20分間隔という高頻度運転なので利用もしやすい...はずなんだけど時刻通りには動いてなさそうなんだよね。
バス停で待ってるとバイタクのおっちゃんが声をかけて来て
バ「どっから来たの」
ワ「Guess」
バ「日本だろ」
やっぱ顔でわかるらしい。アジア圏の人同士で日本人と間違えることはほとんど今のところない(韓国人と間違われることはある)。
ワ「バイタクはたけえから乗らねえよ」
バ「50万ドン!」
ワ「5万ドンならいいよw」
バ「さすがにそれは安すぎ」
みたいな押し問答を繰り返しながらバスを待つも一向に来ない。
このバス停は結構日本人にも有名なので、自分が待っていた時も女子3人組が待っていたんだけど、15分くらい待ってもバスが来ないので途方に暮れていた。そうこうしてるうちにドラゴンブリッジ、ミーケビーチ、五行山の横を通るルートでホイアンまで行ってあげるというし、14万ドンまで運賃も下がったし、英語もかなり通じる感じだったので、ニケツしてホイアンに向かうことに。
f:id:series189:20191013233427j:imageちなみに後からバイタクの公定運賃見たんだけど、この区間は7ドル(=16万ドン)でした。まあ23キロくらいだったし、これで上出来でしょ。
バイタクは揉め事も多いと聞くけどそれは単に旅行者が交渉慣れしてないからだと思いますね。向こうは売り手、こちらは買い手、という認識で頑固にやらないと当然ぼったくられるし、「お前分かってんな...」と思わせたら勝ちだよね。ちなみにベトナムではバイタクの事を「セーオム」といって、それについてはこういう記事が出ています。
https://vietcam-oh.com/blog/basic/detail/000308.html
f:id:series189:20191013233502j:image五行山はマーブルマウンテンという通り名があって、山自体が大理石でできている。切り出した大理石で石像を作ったりするらしく、nguyen hun という直売所に寄ってくれた。f:id:series189:20191013233854j:image
海岸沿いは外資が入ってビーチが整備されており、ここだけ異世界が広がっている。現地の人が入る機会はなさそうだし、どう思ってんの?とおっちゃんに聞いてみたけどもめちゃきれいそうだよね、としか言わなかった。まあミーケビーチに代表されるような公衆海水浴場でも十分きれいだし、ビーチリゾートって言われても自分も正直あまり興味がない。f:id:series189:20191013233922j:image
途中油がなくなったとか言ってガソリンスタンドで給油。リッター100円位だと思う。安い。
さらに走るとベトナム戦争アメリカ軍の空爆があったあたりを案内してくれた。壕が立ち並ぶ敷地とか、地面に大穴が開いていたりする土地は散見されたものの、半世紀たってまだこれか?と言う感はあるので「このあたりがそうだった」ということだったかもしれない。事実ダナンはベトナム戦争で激戦地になった土地の一つだしね。f:id:series189:20191013234009j:image
ホイアンに着いたときにはすでに15時を回っており、そんなに長居する予定でもなかったけれども、街の雰囲気が良すぎてもっとゆっくりしていたかったなあと現地に着いて心底そう思った。
 
ホイアンについては次稿で。
おしまい。