サンダル紀行

オタクがサンダルで家を出た結果。有象無象の記事をぼちぼち書いていく(2019/10/14-)

【週末仙台2日間】仙台まるごとパスでお得に巡る仙台2日間【モデルプラン】

もう一昨年になってしまって情報も古めになってきてしまったが、個人的に良いパッケージで旅行が作れたので記録しておこうと思う。

仙台まるごとパス」がいかに強力か

sendaitravelpass.jp

今回はこれ1枚で周遊。これが本当に強い。

  • 1日あたり1360円(2日間有効で2720円)
  • バス・電車乗り放題
  • クーポン、金券付き
  • 仙台近郊をほぼカバー

こんな価格で出していいのか?ってくらい安いので、むしろ仙台に来たらこれを使わないと損ですらあるかもしれない。

まあ何人かで旅行するならレンタカーなんかは楽だけれども、お酒が飲めなかったり冬は雪道なので自信がないと心配だったり、そういう部分でのアドバンテージもでかい。

それになんといっても範囲がでかい。

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この範囲はバカでしょ。大出血とかいうレベルを超えてると思うよ。

西は山寺、北は松島、南は白石まで。さすがにやりすぎじゃありませんかね...どう考えても2日じゃ回りきれんよ。てか山寺は山形なんですが。

仙台は2日間で十分楽しめる

学生のうちは時間もあるしゆっくり...という旅行も悪くはないが、社会人になってそういう旅行はまず無理だと思うし、学生の今の身分でもちんたら旅行するのって自分の性格的に無理なんだよね。時間制限を設けていくつ巡れるか、とか、予算いくらで死ぬほど名所を訪ねる、とかしないとどうにもマンネリ化してしまう。

そういう観点からいうと仙台を観光しようと思ったら2日で十分だし、逆にメリハリのある濃密な2日間を過ごせると思っている。仙台まるごとパスが2日間有効っていうのも実は隠れたメッセージなのではないかと思って、JR・仙台市営バス・他提携施設等が想定する使い方、ないしはそれ以上の内容を詰め込むべく旅程を考えた。

なにはともあれ仙丸くん

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仙台まるごとパスを買うとこいつがおまけでついてくる。おまけとは言ってもこれがすごい出来で、個人的にはこの一冊を手に入れられるかどうかに仙台周遊のすべてが懸かっているといってもいいと思う。主要観光地はこれにだいたい網羅されていて、お店の紹介からクーポンまで何から何までそろっている。はっきり言って神。

ただ一つ難点なのは、仙台市内の駅の券売機で「仙台まるごとパス」を買った場合、こいつがついてこないので、みどりの窓口に行ってわざわざもらわないといけないということ。まあ仙台駅のみどりの窓口で買えば問題ないのだけれども、営業終了してしまったりしているとまた面倒なことになる。みどりの窓口でもらわなかった場合とか、券売機で発券した場合には、

クーポンブックは仙台市観光情報センター[JR仙台駅2Fびゅうプラザ内]にてお受け取りください

 一応こういうことにはなっているけれども、ここのびゅうプラザが朝9時からやってないとか、朝の早いオタクにはとても厳しい。朝発券して、到着駅のみどりの窓口で仙丸くんだけもらうとか、まあその辺は臨機応変にやらなければならないかもしれない。

仙台は分割して考えよ(困難は分割して考えよ的な)

とにかくアホみたいに広いフリーエリアなので、縦横無尽に移動したおせ!というメッセージ性があるには違いない(なんなら山形行ってこいとかいうレベルで)。
まず地理的に東西に長い構造の仙台を、西と東に分割して考えてみる。細かい話はまた旅行記を書くとして、とりあえず西の端から東に向かってみていくと、

山も深まってくるあたりだとこの辺。

仙台中心部に来ると、

まあ中心部は何でもあるでしょ。で東は松島があって、という感じ。松島は1日丸々楽しめてしまうくらい説明不要の観光地であろうかと思う。
あとはたしかキリンビールの仙台工場が中心部にあっていったとかいう話を東北大にいった高校同期から聞いた気がするけどちょっと定かではない。

1日で到底回ることは不可能ですし、当然2日あっても無理なので、高校時代行ったことのある仙台中心部(青葉城とか)や山寺はカットして、それ以外を見て回ることにした。

旅程概要とハイライトだけ貼っておく(Day1:西側)

Start:愛子駅9時集合

  1. 市営バス87系統二口行きで秋保大滝(9:44)へ
  2. 秋保大滝(10:23)から秋保温泉(10:40ころ?)へ移動
  3. 温泉街で昼飯を食って2湯めぐり
  4. 秋保・里センター(13:51)から愛子駅(14:06)へ戻り電車で作並へ
  5. 飛び込みでニッカウヰスキーの工場へ。作並駅からマイクロバスで送ってくれる。試飲会は無料。
  6. そのまま作並温泉へ入湯
  7. 仙台市内へ帰って牛タン食って寝る

End:22時過ぎ

https://www.instagram.com/p/B6FTJr-lTHr/

去年の今日は同期の家に転がり込んで仙台周遊。仙台まるごとパスで2日間かけて東西を横断することになり、まず愛子からバスで秋保を攻める。9時過ぎ愛子駅→秋保大滝→秋保温泉(市営、水戸屋)→作並駅→ニッカ宮城峡蒸溜所→作並温泉→市内で牛タンとかく寒くて行きたくないけど、厳冬期の東北は美しい。まるまる付き合ってくれたかっぱ君、ありがとうございました。2018年12月15日 宮城県 秋保大滝#旅行 #国内旅行 #宮城 #仙台 #東北 #秋保温泉 #秋保大滝 #仙台市営バス #仙台まるごとパス #営業係数 #400 #人おらん #温泉 #冬 #雪 #滝 #奥羽山脈

https://www.instagram.com/p/BxhgBOzBN3q/

新川(にっかわ)の横に広がる敷地で酒が作られている。ニッカウヰスキーの宮城蒸溜所はJR作並駅から無料のシャトルバスですぐ。観光というと名所旧跡めぐりをふつう思い浮かべるが、工場を回る社会科見学もまた旅の醍醐味ではないかと思う。高度に観光地化されているので、予約もさらっとできてガイド完備、見学順路もとても洗練されているし、試飲もだいぶ大盤振る舞いなので、みごとに術中にはまり果実酒を買った。見学自体は無料なんですよね。クオリティ的にはふつうに金取るレベル。❶今は使われてないが、大麦を乾燥させるシンボル的な施設。キルン塔といったっけかな❷スーパーニッカ、ニッカアップル、あと1銘柄は忘れた❸神、以上https://www.nikka.com/guide/miyagikyo/about.html2018年12月15日 宮城県作並 ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所#旅行 #国内旅行 #宮城県 #仙台 #作並 #仙山線 #アサヒビール #エサヒィスープゥードゥラァァァイ #販売 #無料 #ニッカウヰスキー #宮城峡蒸溜所 #竹鶴政孝 #鶴 #工場 #社会科見学 #セイク #酒 #優勝 #セイクで優勝 #秋保温泉 #作並温泉 #秋保大滝 #山寺 #立石寺

旅程概要とハイライトだけ貼っておく(Day2:東側)

Start:仙台駅10時半集合

  1. 適当にさいころを振ってすし哲へ。仙石線西塩釜で下車。
    クーポンで1カンただ(?)だった気がする。うまし。
  2. 歩いてすぐの港から遊覧船へ飛び乗る。松島港へ。
  3. 松島で下船。五大堂、福浦島をぶらぶらした後きれいに再建された瑞巌寺へ。
  4. 土産を買って仙台市内へ。ぎゅたん食って高速バス乗車。
  5. 起きたら東京。

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松島はだいぶ変わってました。高校時代に行った松島の方が思い出深かった気がするなあ...

っていうのは懐古厨ってやつなんですかね。知らんけど。

 

おしまい。

 

エポスカード×Booking.comでマイル還元率2.25%?【エポスは本当に使えないのか?】

※Booking.comのマイル還元率の話に関係あるのは見出し〇印を押印した箇所。他の項は雑感。

〇基本的に学生は金がない

 もとい、親のすねかじりには金がないので、金策に困っている場合は

  1. 金を生み出す(バイトをする、投資、強請る・脅迫等)
  2. 金を使わない(節約する)

おもにこの2つの選択肢を考えるしかない。というか学生だろうが社会人だろうが一緒ですわね。

ただ、世の中金を使わないやつには厳しくて、金を使ってくれる人でとりわけ大金を使ってくれる人にはとても優しい。古くはハンムラビ法典に「目には目を、歯には歯を」という有名な言葉があり、「金の切れ目は縁の切れ目」とか我が国でも言ったりするものだが、人類高々数千年の歴史のなかで考えることは皆同じというわけである。

進次郎構文的に言えば、つまり、「金を使わなければ金は溜まらないし、金を使う人はさらに金が溜まる」ということになる。

〇金を使うという第3の選択肢

 金を使えば当然キャッシュは減るが、「減る分のキャッシュにそれ以上の価値を持たせることを考える」ということは、語弊を恐れずに言えば、すなわち金を使うことで金を生み出しているという見方をすることができる。自分はとてもケチなので、そのことで自己嫌悪に陥ったり後悔することも少なくはないし、それを自分もよく理解している。そういうわけで、金が金を呼ぶということについて少し思ったことを書く。

カード払いをすること

 まず自分は現金払いをめったにしない。「学生なのにカードで支払うとは生意気な...」と考えるのは見当違いだという考えを持つべき、と自分は思う。実際同期とかで食事に行ったときに会計をカードで済ませると金持ちだのなんだの言われることがあるが、こちらからしてみれば、現金をそもそも持ち合わせていること自体が金持ちの象徴みたいなものだし、貧乏だからカード払いしてんだよ、という事情を全く理解していないな、となる。失礼を承知で言うが、たいていの場合そういう人は、金について考えられない故の貧乏人であるか、まず金について考える必要のない金持ちか、のどちらかである。また進次郎みたいなこと言っちゃった。

カードで払うと実質的な割引になる

 「カード払い可」というのは、「キャッシュを持ち合わせていない人間が店に入るのをためらうことで店が失う機会的な損失を避けて、カード会社に手数料を取られてでも、客にお店に入ってもらおう」とする考えでお店が導入するものだ。利用者にはポイントで還元してあげることでカード払いのインセンティブを付加する。お店からはカード利用によって発生する機会収入の一部を徴収する。そうやってカード会社は生きている。お店から徴収したマージンでいろいろなサービスを用意して、利用者に還元しようとするので、サービスにはいろいろな種類があるし、還元率や会費も全然変わってくる。(誤っていたら訂正のコメントください)

リンクを踏むだけで還元率が上がる

 

タイトルのBooking.comの件だけど、マイレージモールの話。たいていのひとはbooking.comから宿を予約する。まあそれはそう。

こいつは何を言ってんだってなると思うけど、ここから飛ぶのは安易。

カードの還元率は0.5%が基本で、1.0%くらいになると優良、あとは特定サイトで5%とかで他社と差をつける例が多いと思う。自分は学生なのでANAStudentを持ってるけど、還元率は1.0%。

仮に ここから飛んで決済すると、決済額の1.0%がポイントの形で戻ってくる。ポイントは任意の支払いに使えるし、ポイントとして交換してキャッシュ以上の価値を付加して決済することもできる。ただこれは安易(大事なことなので2回)

カードの種類にもよるけど、たとえば全日空でVISAとかMASTERとかJCB持っている人はANAマイレージモールからBooking.comのサイトに飛ぶ(リンク以下)

https://cam.ana.co.jp/psz/fwd/jsp/emile_partner/check_ls.jsp?cs=http%3A%2F%2Fwww.accesstrade.net%2Fcgi-bin%2Fsp%2Famc.cgi%3Frk%3D0100hcan008lw0

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このリンクから飛ぶと変わらずBooking.comに飛べるけど、ヘッダの部分が少し変化して

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こうすると決済による還元(1.0%)に加えて、決済額の0.5%の値がマイルとして積算される。つまりリンクを踏むだけで還元額が1.5%になる。

たとえば10000円の宿を決済すると、

  • 決済分還元:10000*0.01=100(miles)
  • モール経由:10000*0.005=50(miles)

したがって150マイルもたまる。(150マイルが多いとみるか少ないとみるかは人しだい)

エポスカードマイレージモール

 

マイルを貯めるなら当然エアラインのカードがいいし、学生はJALANAも学生カードがあって高還元率で優秀なのに年会費がタダなので、持たない手はない。

ただ年会費無料ならいろいろサブカードとしてもっておくのは賢くて、その中でもエポスカードは言わずと知れた有名カードとして名をはせているね。海外旅行保険が自動付帯になったりする点が個人的にはアド。

メインカードではなかったのであまり使ってなかったんだけど、インビゴールドが来たのをきっかけにモールをのぞいてみたら、Booking.comでポイント9倍になるらしい。エポスの決済自体は還元率0.5%(ゴールド・プラチナなら0.6%)なので全然よくもなんともないんだけど、9倍って普通に還元率やばくない?ということで確認してみた。普通のノーマルカードの場合。

  • 還元率は0.5%
  • エポスポイントをマイル換算すると0.5倍(1000pt→500マイル)
  • Booking.comをモール経由すると9倍

たとえば10000円の宿の決済をすると、

  • 通常決済還元:10000*0.005=50(pt)
  • マイル換算:50pt*0.5=25(miles)

通常は25マイルでまったく使えないけど、9倍還元だと

  • 通常決済還元:10000*0.005*9=450(pt)
  • マイル換算:450pt*0.5=225(miles)

となってANAマイレージモールで買うより断然お得ジャンとなる(マイル還元率2.25%)。なおゴールドの場合は240マイル。ANAカードの1.6倍で計算されることになる。

〇「マイルを貯めるのにエポスが使えない」は諸説あると思う

 

tamaru.eposcard.co.jp

これ、Expediaでも9倍だし、Agodaでも7倍だったから、意外と有用かもしれない。「エポスはマイラーにはお勧めしないよ」って記事は多くても、こういうことを書いてある記事はあまり見かけなかったのでエポスカードが意外と使えるというのを知ってちょっとびっくりした。今後は宿に関してはエポスで決済しようと思う。ゴールドだと期限ないしね。

金がないということは金がないということである(あとがき)

 

 「基本的に学生は~」とかさも学生とはなんたるかを知ったような口で書いていると、そもそもお前、金に困ってないだろ、という指摘に頭を抱えてしまう。まず学生という身分で親のすねをかじれるという状況そのものが社会動向を鑑みて非現実的であるよという話はよく分かっていて、よく分かっていると表明すること自体も鼻につく人には鼻につくだろうが、多分この節でイライラした人は少なからず自分にもブーメランが刺さっているだろうし、「何言ってんだこいつ」ってなった人はそのままよく分からないままスルーしてくれるだろうから、あまり気にしていない。

 

金について考えなくて良い人生を送りたい。

 

おしまい。

【レバノン】来週中にカルロス・ゴーンを追いかける方法【ベイルート】

Ghosn has gone のあの人、どうも関空からイスタンブール経由でベイルート入りしたらしい。当然ながらプライベートジェットで飛んだということで、いかにも億万長者らしい方法である。

「金があれば何だってできるんだぞ」というのが前社長からのメッセージであるとするならば、こちらは「カネがなくたってベイルートまで飛べるんだぞ」という矜持を見せつけてやりたい。なんてったって日本旅券は最強で、レバノンでアライバルビザが無料で取得できちゃうんだからね。なお日本のレバノン大使館は赤坂にある。

 ベイルートはどこなのか

レバノンは毎日ミサイルが飛んでそうなきな臭い地域を思わせる中東にあり、地中海に面している。実は「中東のパリ」の異名を持つくらい、めちゃめちゃオシャンティーなまちが点在するところ。一度は行ってみたい地域だけど、パレスチナ難民問題とか、あとは普通にテロで人が亡くなったりしているので、お世辞にも安心とは言えない。

 外務省の渡航マップを見ると、沿岸部はレベル1でふつう。

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実際にゴーンを追いかけるつもりで

とりあえず何も考えずに東京から往復航空券を調べてみた。*1

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普通に高いしバカみたいに時間もかかる。金をかけて時間を短縮するとするならば、

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このあたりになるかなあ。

ちなみにゴーンrespectで関空から飛ぶとどうなるのか調べてみた*2

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さらに2万ちょいくらい高い。ゴーンの強さを否応なく見せつけられてしまう。12万円をスッと出せるくらい札束で殴れる人はこれでとっとと追いかけてください。

さて、直行便がない場合はどのみち第3国で乗り継ぎなので、こういう時は東京からの出国航空券と、入国航空券を切り離して考えるのが一手。

ベイルート入国の手段をきめる

なんでも良いんだけどskyscannerの最安目的地検索機能でまずベイルートから出国する手段を調べる。片道航空券で、大体の価格の相場を把握する。なぜ出国する手段を調べてるのかって、「ベイルートからどこかへ」という検索はできても「どこかからベイルートへ」という検索をする機能が昔から無いからだ。実装を求む。

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キプロスイスラエルオーストリアが鬼安いのはおそらくライアンエアー、Laudaあたりだろうなと予想できる(手荷物の制限とかがかなり厳しいので実際にはこの値段で乗るのはかなり難しい)。オーストリア、イギリス、ギリシャポーランドあたりは日本からのアクセスも良いし、使えそうかなという感じ。フランスはポーランドの次点で、7091円。

ちなみに往復でアプリ版で検索するとこんな感じ。

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UAEやエジプトなんかも視野に入ってくる。ヨーロッパや中東はLCCが発達しているおかげで、FSCLCCも過当競争でガンガン値下げしているので、片道航空券を組み合わせた方が安いことが多かったりする。そういう意味で往復航空券で調べるのは組み合わせも増えて面倒くさいし、特に最安値を把握する点ではあまりメリットがない(と思う)。

イスタンブルのあるトルコ経由はちょっと高め

というわけで大体ヨーロッパからアクセスするのが良さそうで、あとはUAE(ドバイ)も検討しようかな、という感じであたりをつける。レーダーで到着便を読んでみると、

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ドバイから安そうなのが飛んできてるし、ヨーロッパ各都市、あるいはパリからはトランザヴィアが飛んできてるなという感じで、その辺りで検討してみたくなる。

実際にレバノンに行ってみた(行ってない)

この記事を書いているときにもうすでに国際指名手配入りしそうだったので、早くレバノンに飛ばなければならない。そう思ってなるべく安く早く日本を出国するように選んだ組み合わせはこう。日程はなる早で検索したので、日程をもう少し選べればさらに安い組み合わせを選べたかもしれない。というか確実に選べた。

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これはかなりコスパ良いと思うけど、エミレーツのドバイ往復直行便が6万前後で出てるので選択。月曜~木曜発?でこれくらいの値段で発売されていた。休みがあったらゴーンを追いかけるという目的でなくてもこれは普通に買いだったわ。

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でもって、ドバイからはエミレーツ乗り継ぎでそのままレバノンへ直行。往路は7時間、復路は4時間の乗り継ぎ。十分すぎるくらいある。評判の良い会社から悪い会社までずらっと並んでたけど好きな代理店で購入してください。Mytripあたりにしとくかな。

ベイルートまで9万あれば行ける

さて、最後にこの旅程でベイルートまで単純往復で近い金額帯で調べてみる。

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航空会社格付け1位常連(金を払えば上位になる)のカタール航空で14万強。カタール航空はサービス良くてすき。

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アブダビ経由なら12万ちょっと。いずれにしても10万は超える。

 

浮いた金でなにをするか

これとか買ったらいいんじゃね?

item.rakuten.co.jp

知らんけど。

 

おしまい。

【スリランカ】バンダラナイケ国際空港で空港泊をする【コロンボ】

手すりのない椅子がある

コロンボ着いて空港泊しようと思っても、「手すりのついた椅子しかないからきつい」というブログを見ていたので覚悟していた。しかし結論から言うと手すりのない椅子もいっぱいあった。

だからそれほど酷な空港泊にはならなかったし、インド帰りの身としてはスリランカのひとびとは総じて温厚そうで安心して寝られた。もっとも、置き引きされないようにワイヤーでリュックを椅子の下に括り付けておいたけどね。f:id:series189:20191229121440j:image

 

到着ロビーには戻れない

海外の空港あるあるだけど、一度出口を通ってしまったら空港施設内に再入場するのは基本的に無理。まあ寝るとこないんだ、って言えば許してくれるみたいだけど、それはともかく、そういうわけで、到着ロビー内で空港泊を検討しなければならない。

当然ながら当日発の有効なeチケットを見せなければ出発ロビーにも入れないから、出発ロビーも使えない。

そしてスリランカ入国する時に安い航空券持ってる人だと深夜になりがちなので、空港泊はマストなんだよね。それはもちろん日中を有効に使って、移動は日が暮れてから、という限界旅行者然りである。f:id:series189:20191229121614j:image

 

黒い椅子と赤い椅子

空港泊する人には空港泊ができるかできないかという情報が重要で、どこに何があるかなんて自分で見れば分かるし、そんなに需要はないと思うけど、一応書いておくことにする。

バゲッジクレームを抜けると広い開放空間の到着ロビーにたどり着く。向かって左側の出口付近にDialogueのSIM販売所があって、その右にMobitel、Airtelと続く。ちなみにAirtelのは8GB600Rsというのがあったけど3G回線しか使えないらしいので却下。Mobitelのやつは11GB1300Rsだったけど詳しくは分からない。まあ普通にDialogueで良いんじゃないかな、と思う。で、話を戻すと、それらの携帯電話会社に背を向ける形で手すり付きの黒い椅子が大量に並べられてるんだけど、これは使えない。多分空港泊できないっていうのはこの椅子のことを言ってるんだと思う。一方でこの黒い椅子群の横にさらに赤い椅子群が並べられてて、こっちの椅子には手すりがない。黒い椅子が多いのと到着ロビーでまず見るのが黒い椅子のせいで座りがちだけど、赤い方を3つ占拠すれば寝れることは寝れる。

ただ赤い椅子はそんなにないので、混んでると使えないかもしれない。なにより3個も占拠して寝るという行為自体顰蹙な気がする(というのはスリランカの人々の気質によるのではないかと思っている)ので、もちろんみんな何も言わないけれども、「ここで寝ていいかな…?」みたいなボソッとした違和感らあった。

僕はもちろん寝ました。

 

おしまい。

【巡回】じぶんの行程表【セールスマン】

今日からインドに行きます。宿に何泊するか知らないけど(2泊ぶんしか取ってない)、11日間で帰ってくることは確かです。旅程表を投げておきます。

Dropbox - 冬インド行程表.pdf - Simplify your life

 

旅程をたてるのは旅の醍醐味でもあるが、はっきり言って面倒くさい。したがって上述の行程表はほとんどカラである。ロクなことが書いてない。乗る飛行機と夜行列車、あとは大雑把に行きたいところが記載してある程度だが、国外をぶらぶらするときはこれを印刷して縦に4つ折りにしてポケットに突っ込んで歩くと安心感が違う。

 

雑な行程表を持ち歩く理由

中学高校くらいのときは国内旅行をするにあたって時刻表を片手に朝から晩までみっちりプランを組んだものだが、それは実は公共交通が時間通り動く環境とか、この距離は何分くらいで歩けそうだとか、ある意味日本人が日本という国を理解しているという前提があること、日本という風土への理解に裏打ちされていたものであるといっても良いだろう。

これが海外になると、まず予定通り何かを行うということ自体がかなり難しい。というか予定通り何かをしようと思うこと自体が間違いであると最近思っていて、それで行程表がザルになってしまっている。年々その傾向が強くなっていて、あとから年ごとの行程表を見返してみると本当に雑になった。ただ雑に書いているかといって行程表を作るのをやめる気にはならない。

自分みたくとにかく一日中歩き倒してる人は予定を忘れがちだし、なんとなくやりたいことを列挙しているだけだと時間切れになることが多い。時間切れになったときの後悔は異常だけど、これまで何回も必要時間を過小評価して失敗してきた。例えばバスにギリギリになってバカみたいに走って死にそうになるとか。たぶんADHDなんだと思うけど、そういうことはおいといて、昔から偉い人たちが、「時間というものは伸び縮みするものだ」と言っているので、例えば「2時間」という時間が長い場合もあればまったくもって短い場合もあって、それで感覚に頼るのはやめた。その証拠に自分の昔の行程表には時刻しか書かれていない。かわりに時間の長さを視覚的にわかるように行程表を作り替えて、結果今のスタイルになる。

紙を持ち歩くメリットは海外で歩きスマホするのがいろんな意味で圧倒的に危険なのと、メモ用紙がわりになるということ。あとは旅程の組み直しがボールペンでサクッとできること。パッとみてタスクを時系列順に上から書き並べていけば良いので、物理的に埋まらなければ無理だし、埋まれば予定完成となる。

 

旅はつくる人の性格が出る

たびにはいろいろなポリシーがあるけど自分はとにかくいろんな都市を浅く広く回りたい派。バックパッカーの中には「1ヶ月インドに沈んでました…」とか言って例えばバラナシやコルカタ に半定住してしまった人も多く見かけるけど、自分は同じ1ヶ月間を使うとしても、何都市回れるか、ということを中心に考えると思う。日本でも例えば仙台と東京と京都と大分は全然違うカラーを持っているけど、その中からどれか一つの都市だけを選んでください、とか言われても無理なわけで、それでいて全部行くことが不可能でもないわけで、じゃ全部言ってしまえば良いじゃない。となる。

 

旅をシステマチックにつくる

どこに行こうか比較検討するのが面倒なのもあるし、調べれば調べるほど捨て難くなってしまう。特に何人かで旅行する場合には結局何も決まらないので、そういうときにどうしているかというと、時間という手段を使って(時間制限によって)やりたいことを決定する。それはつまり、選択が面倒な上に決められないという優柔不断なところだろうし、貪欲でわがままな性格をよく表していると思う。(一方でシステム化された旅程の計画方法によって決定された内容については常に異論がないというところを考えると優柔不断だというのはある一面でしかないともいえる)

 

①焦点国を決め、その隣国について一般教養から最低限の世界遺産重要文化財、ほかランドマーク、あるいはやりたいことをおさえる

②回りたい都市を列挙してググる

③予算と休める日数と出入国の航空券の価格から都市を絞る。原則として1都市1日で、特に興味のある年については2日間。

④都市間移動手段を決める。

⑤出来そうなことを追加して埋められる余剰時間は埋めていく

⑥やりたいことを列挙するだけにとどめて、当日天気を見て最終決定

 

まあ、本当に後ろ髪を引かれるまちがあったら、また行けばいいんですよ。人生帯に短し襷に長し、旅する時間くらいあるでしょ。

 

いってきまつ。

沖縄行くよりタイ行く方が安いです

近年バンコク行きの値崩れが激しいのは有名な話。画像1画像2Twitterでも以前紹介したが、例えば今年の夏休み、航空券部分だけで片道8千円とか。社会人はともかく、結構な人がこの日程でタイ行けるんじゃないでしょうか?これくらいは実はザラ。沖縄の方が安いよ、というツッコミはとりあえず置いといて、タイに安く行けるという事実に変わりはない。こんな記事も出てきます。2~3万かかると分かると、「正直行くか...?」とさえ思ってしまいます。春夏秋冬、いつでも日程を選べば2万を切ります。
数年前から激化した東京バンコク線のLCC戦争。いつみてもどこかの会社がセールを打ってる状況で、利用客にはとてもありがたい話。ビザ発給要件緩和の効果はすごいですね。
ちなみに一昨日から始まったエアアジアのセール。 東京バンコク線は9600円~で少し大人しめな印象。だいたい13000円~が通常価格みたいですね。それでもだいぶ安いです。

■■■時系列データを見てみる■■■

これは今年の夏に各方面行き航空券の価格推移を集めていた時のデータ。
まず最安値を記録しやすいエアアジアの往復で見てみます。
画像3途中でデータがバグってますが、この後ほぼ線形に6万円まで価格が上昇しました。ところどころ価格が落ちているのは四半期に一度のセールだと思います。この日程で往復2.5万なら買い。画像4これは同区間の最安値。どこかの会社が2か月ちょっと前に12810円を記録していました。セールがあってもすぐ売れてしまってなかなか記録として残らないことが多いですが、価格的にはこういうこともあるかなと。LCCは3か月前購入というアドバイスをしているWEB記事も多々ありますが、確かに3か月前くらいは下がる傾向にあります。

■■■直近の各社価格推移■■■

画像5今回のXJ603便をここ数日片道だけ拾ってみてみると20日に一度上がったり下がったりしてる感じ。画像6これはTR869(Scoot)の推移。22500円を軸に上下してますね。この値段で乗ることはおそらくないでしょうが価格設定自体が少し高めかも。ただ8月の往復1.6万台を出してたのはScootです。

cx902.com

 
Scootとエアアジアの違いは結構まとまってます。画像7ノックスクートのXW105は片道2.2万の設定。過去に往復2.5万を見たことがあるので、これも季節などの問題もあると思いますが、そもそもこの会社はノックエアとスクートの共同出資でできた長距離LCCの会社で、機材もシンガポール航空のおさがりの772。シートピッチが広いとか、少しずつ他社との差別化を図っていますね。安かったら使うけどわざわざ選ぶことはないかな。

■■■まとめ■■■

タイ行きたい。ってことで12/21 NRT→DMK XJ603を1.4万弱で発券しました。本当はXJ601を1.3万でだしたかったけどもたもたしてて逃した。まあ、概ね満足。

【弾丸都市巡礼シリーズ】ロンドンの名所1日でいくつ回れるか (2/3) ジョン・スノーのパブ

居酒屋のランチはたいていおいしい。

しかも安いので、日本では結構利用することがある。
イギリスでも例外ではない気がしていて、今回はジョン・スノー先生ゆかりのパブでランチ食った話。

 

 

大英博物館から歩いてすぐ、というわけにはいかないが、それでもほど近いところにある。地下鉄ならオクスフォードサーカスか、ピカデリーサーカスから歩く。f:id:series189:20191117183729j:image

イギリスはとにかく飯がマズい。「マズい」というのは味がダメというか、飽きるっていう意味。朝からピザ食ってハンバーガー食って、っていうシアトルに行った時よりはマシだけど、それでもイギリスに住むには自分で食環境を改善しないと到底無理な話だと思っている。


とはいえこの時はロンドンにたったの1日しか滞在しない予定だったので、フィッシュアンドチップス、芋、ハンバーガー、ホットドッグ、とかそういう食事でも特に困ることはなかった。このPub でも芋は食べた。

で、このJohn Snow Pub に行きたかった理由は、ここがJohn Snow が問題に取り上げた、くだんの井戸があった場所だから。

John Snow は医者、疫学者

この人は界隈ではむちゃくちゃ有名な人で、大学ですこしばかり疫学をかじっていたので耳にしたことがあった。
この先生は「原因が分からなくても、対処はできるな」という疫学の概念を生み出したひと。f:id:series189:20191117183905j:image


昔ロンドンでコレラの流行が問題になっていたころ、コレラにかかった人とかからなかった人を地図に書きこんで調べたところ、どうも井戸の水が原因ではないかという仮説をこの人が導き出した。確かにそれはあっていて、ただし、原因はわからないままではあったが、問題の井戸から取水するのをやめたことでコレラの蔓延を防ぎ、ロンドンの町を救った、とそんなところだったはずだ。

 

問題の井戸がある。

先生が生きていたころとは勿論違う形ではあるが、井戸が残っているということで、行ってみることにした。さしずめ、聖地巡礼といったところ。f:id:series189:20191117183940j:imageこの辺りの舗装直しとか建て替えとかで度々移設されてるみたいだけど、キャプションもついて、疫学発祥の息がたしかに感じられた。こういう大都市で路地裏にひっそりと、しかし大切に残されている遺構って良いよね。

 

ランチはおいしい。価格も良心的。パイが食える。

この界隈に限らずイギリスはだいぶ物価が高くて、毎食かなり取られるので貧乏旅行者にはあまり気が休まらない。普段学食の500円未満の食事を食べてる人からすればここのPub のお昼も高いけど、それでもコスパはそこそこ。まず薄味でおいしいというのがお勧めしたい理由の一つ、それと量があってお腹いっぱいになるしというのが一つ、イギリスで良く出てくるパイ料理が食べられるというのが一つ。パイの中に鳥が入ってるのは滅多に食べないし、美味しかったのでとても思い出になった。

1Fは完全にパブのようだけど、2Fは食卓が並べられていて、この日は上の階に案内された。
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壁に色々かけてあって、スタッフによると撮っても良いそう。資料館みたいになっている。

 

たぶんガイドブックには載ってないし、日本人の書いた記事もそう多くない。

とてもいいところでした。ロンドンに行ったら再訪したい。

おしまい。