エポスカード×Booking.comでマイル還元率2.25%?【エポスは本当に使えないのか?】
※Booking.comのマイル還元率の話に関係あるのは見出し〇印を押印した箇所。他の項は雑感。
〇基本的に学生は金がない
もとい、親のすねかじりには金がないので、金策に困っている場合は
- 金を生み出す(バイトをする、投資、強請る・脅迫等)
- 金を使わない(節約する)
おもにこの2つの選択肢を考えるしかない。というか学生だろうが社会人だろうが一緒ですわね。
ただ、世の中金を使わないやつには厳しくて、金を使ってくれる人でとりわけ大金を使ってくれる人にはとても優しい。古くはハンムラビ法典に「目には目を、歯には歯を」という有名な言葉があり、「金の切れ目は縁の切れ目」とか我が国でも言ったりするものだが、人類高々数千年の歴史のなかで考えることは皆同じというわけである。
明日から使える小泉構文。 pic.twitter.com/yPy92NPWxl
— 100日後に101日目を迎える小泉進次郎 bot (@koishinbot) 2019年11月7日
進次郎構文的に言えば、つまり、「金を使わなければ金は溜まらないし、金を使う人はさらに金が溜まる」ということになる。
〇金を使うという第3の選択肢
金を使えば当然キャッシュは減るが、「減る分のキャッシュにそれ以上の価値を持たせることを考える」ということは、語弊を恐れずに言えば、すなわち金を使うことで金を生み出しているという見方をすることができる。自分はとてもケチなので、そのことで自己嫌悪に陥ったり後悔することも少なくはないし、それを自分もよく理解している。そういうわけで、金が金を呼ぶということについて少し思ったことを書く。
カード払いをすること
まず自分は現金払いをめったにしない。「学生なのにカードで支払うとは生意気な...」と考えるのは見当違いだという考えを持つべき、と自分は思う。実際同期とかで食事に行ったときに会計をカードで済ませると金持ちだのなんだの言われることがあるが、こちらからしてみれば、現金をそもそも持ち合わせていること自体が金持ちの象徴みたいなものだし、貧乏だからカード払いしてんだよ、という事情を全く理解していないな、となる。失礼を承知で言うが、たいていの場合そういう人は、金について考えられない故の貧乏人であるか、まず金について考える必要のない金持ちか、のどちらかである。また進次郎みたいなこと言っちゃった。
カードで払うと実質的な割引になる
「カード払い可」というのは、「キャッシュを持ち合わせていない人間が店に入るのをためらうことで店が失う機会的な損失を避けて、カード会社に手数料を取られてでも、客にお店に入ってもらおう」とする考えでお店が導入するものだ。利用者にはポイントで還元してあげることでカード払いのインセンティブを付加する。お店からはカード利用によって発生する機会収入の一部を徴収する。そうやってカード会社は生きている。お店から徴収したマージンでいろいろなサービスを用意して、利用者に還元しようとするので、サービスにはいろいろな種類があるし、還元率や会費も全然変わってくる。(誤っていたら訂正のコメントください)
リンクを踏むだけで還元率が上がる
タイトルのBooking.comの件だけど、マイレージモールの話。たいていのひとはbooking.comから宿を予約する。まあそれはそう。
こいつは何を言ってんだってなると思うけど、ここから飛ぶのは安易。
カードの還元率は0.5%が基本で、1.0%くらいになると優良、あとは特定サイトで5%とかで他社と差をつける例が多いと思う。自分は学生なのでANAStudentを持ってるけど、還元率は1.0%。
仮に ここから飛んで決済すると、決済額の1.0%がポイントの形で戻ってくる。ポイントは任意の支払いに使えるし、ポイントとして交換してキャッシュ以上の価値を付加して決済することもできる。ただこれは安易(大事なことなので2回)
カードの種類にもよるけど、たとえば全日空でVISAとかMASTERとかJCB持っている人はANAのマイレージモールからBooking.comのサイトに飛ぶ(リンク以下)
このリンクから飛ぶと変わらずBooking.comに飛べるけど、ヘッダの部分が少し変化して
こうすると決済による還元(1.0%)に加えて、決済額の0.5%の値がマイルとして積算される。つまりリンクを踏むだけで還元額が1.5%になる。
たとえば10000円の宿を決済すると、
- 決済分還元:10000*0.01=100(miles)
- モール経由:10000*0.005=50(miles)
したがって150マイルもたまる。(150マイルが多いとみるか少ないとみるかは人しだい)
〇エポスカードのマイレージモール
マイルを貯めるなら当然エアラインのカードがいいし、学生はJALもANAも学生カードがあって高還元率で優秀なのに年会費がタダなので、持たない手はない。
ただ年会費無料ならいろいろサブカードとしてもっておくのは賢くて、その中でもエポスカードは言わずと知れた有名カードとして名をはせているね。海外旅行保険が自動付帯になったりする点が個人的にはアド。
メインカードではなかったのであまり使ってなかったんだけど、インビゴールドが来たのをきっかけにモールをのぞいてみたら、Booking.comでポイント9倍になるらしい。エポスの決済自体は還元率0.5%(ゴールド・プラチナなら0.6%)なので全然よくもなんともないんだけど、9倍って普通に還元率やばくない?ということで確認してみた。普通のノーマルカードの場合。
- 還元率は0.5%
- エポスポイントをマイル換算すると0.5倍(1000pt→500マイル)
- Booking.comをモール経由すると9倍
たとえば10000円の宿の決済をすると、
- 通常決済還元:10000*0.005=50(pt)
- マイル換算:50pt*0.5=25(miles)
通常は25マイルでまったく使えないけど、9倍還元だと
- 通常決済還元:10000*0.005*9=450(pt)
- マイル換算:450pt*0.5=225(miles)
となってANAマイレージモールで買うより断然お得ジャンとなる(マイル還元率2.25%)。なおゴールドの場合は240マイル。ANAカードの1.6倍で計算されることになる。
〇「マイルを貯めるのにエポスが使えない」は諸説あると思う
これ、Expediaでも9倍だし、Agodaでも7倍だったから、意外と有用かもしれない。「エポスはマイラーにはお勧めしないよ」って記事は多くても、こういうことを書いてある記事はあまり見かけなかったのでエポスカードが意外と使えるというのを知ってちょっとびっくりした。今後は宿に関してはエポスで決済しようと思う。ゴールドだと期限ないしね。
金がないということは金がないということである(あとがき)
「基本的に学生は~」とかさも学生とはなんたるかを知ったような口で書いていると、そもそもお前、金に困ってないだろ、という指摘に頭を抱えてしまう。まず学生という身分で親のすねをかじれるという状況そのものが社会動向を鑑みて非現実的であるよという話はよく分かっていて、よく分かっていると表明すること自体も鼻につく人には鼻につくだろうが、多分この節でイライラした人は少なからず自分にもブーメランが刺さっているだろうし、「何言ってんだこいつ」ってなった人はそのままよく分からないままスルーしてくれるだろうから、あまり気にしていない。
金について考えなくて良い人生を送りたい。
おしまい。