サンダル紀行

オタクがサンダルで家を出た結果。有象無象の記事をぼちぼち書いていく(2019/10/14-)

総合旅行業務取扱管理者試験に合格した

表題のとおり当該試験に合格した。f:id:series189:20201123143542j:image

 

もくじ

今の処使い道は無い

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旅行業務と一口に言ってもさまざまな分野があるが、その全範囲を監督することのできる資格を手に入れた。詳しく知りたい人は雑ですまんが

 

平成30年度試験で単科落ち→再試2度延期で合格が遅れた

初受験は平成30年。試験は4科目。「旅行業法・約款・国内実務・海外実務」のうち、国内実務領域が不合格になっていたので、翌年の再試を申し込んでいたが、これが天候不順、新型感染症、等々で延期に延期を重ね、2年越しの受験とあいなった。

時刻表検定が廃止になったのを契機にオタクが受けだした、という経緯もちらほら聞かれたが、自分もそのタチで、本邦の鉄道がオワコン化してきたというのもあって海外志向が強まり、基礎教養も固まっていたので実力試しがてら受験するに至った。

実務2科目はまあまあモチベ的にも宜しいのだが(以下に抜粋)、

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業法と約款、特に業法が面白くなくてモチベ的に非常にだるい。

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それでも普通の国家資格らしく過去問通りの出題なので、無限に広い分野をまんべんなく学ぶというよりは、過去問ベースドなスタディで十分対応できるものである。

単科落ちした場合、合格した方の科目は1年間科目免除権が与えられるが、業法・約款は合格した場合でも再度受験が必要である。

合格点は各科目で6割以上で、総合点で6割を超えても6割を下回る科目が存在する場合、合格しない。しかし業法・約款で不合格になる人は単純に対策が足りていないだけなので、基本的にこれで不合格になることはない。

過去問は以下で公開されている。

 

国内実務不合格の理由

投資をケチって古いテキストで勉強していたせいで2年前の航空運賃改定に対応できなかったこととか、九州新幹線の新規開業で乗り継ぎ割引が廃止されていたことを知らなかったことなど、時事ネタのアップデートができていなかったことが原因で、「国内で知らんこと最早ないでしょw」とナメプしていた所為である。

JR時刻表通読など日常的にしている人ではあるが、5年おきくらいにしかデカい時刻表は買わないので、再試対策時に色々様変わりしているのを目の当たりにして、これは不合格でも仕方がないな、となった。

自己採点はダルくてしてないけど、試験中は合格を確信していたし、試験前に既に合格を確信していた。

 

対策について

ユーキャンの比較的新しめの対策本(1~2年落ち)をメルカリで買って通読して、過去問3年分解く。実務は5年分解いて基礎教養を強化する必要があるが、過去問で出現した選択肢上の地名やコンテンツに関する出題が次年度以降でなされることが多いので、選択肢吟味もしっかり行う必要がある。この辺りは少し面倒である。対策本が高くてだるい。受験料は良心的なので何回か受ける or 総合国内ダブル受験も良いと思われる。

最悪教養が無くても、土地に関する出題は1問たったの2点だし、国内実務なら運賃計算・運賃ルールなどの基礎、海外実務ならセンター英語+業界単語・マイル計算など*1が分かっていれば合格点は取れる。したがって、有資格者であるからといって世界地理・世界史に詳しいとは言い切れないところがこの資格の悪いところ*2である。あくまで実務として運用される資格の側面が強い。

初学者の場合は安定して合格するためには3週間~1カ月は丸丸かかると思われるが、初めから単科落ち覚悟で2年計画する場合は2週間ごとくらいで対策できると思われる。高校・大学までに培ってきた基礎学力*3に左右される部分もあるが、それほど難易度の高い試験ではないと考えられる。ただし合格率は1割前後*4なので、数年前に取得した危険物乙種4類試験と比較するとだいぶ対策時間も難易度も上がる。

試験時間はかなりカツいので、考えている余裕はほぼない。条件反射でアウトプットできるよう反復して定着させる。このあたりも実務重視の性格が表れていると思う。

今後

残念ながら、今の処使い道は無い。

*1:CTMチェックとか廃止されたんだっけ?もう分からない笑

*2:趣味教養界隈にとっては

*3:英文読解、論理、社会科等

*4:年による