サンダル紀行

オタクがサンダルで家を出た結果。有象無象の記事をぼちぼち書いていく(2019/10/14-)

中型自動車運転免許を取得した【普通AT限定(準中型AT限定)から中型免許】

 

もくじ 

まえがき

もうだいぶ前の話になるが、中型自動車免許を取得した。バイクではなく四輪の、である。「バスを運転したい」という長年の夢をかなえるための大型免許取得。この第一歩を晴れて踏み出した。

 

普通AT限定からだと一気に合宿2週間で大型免許は取得できるのだが、それだと単純に面白くないので、中型を挟んで2回合宿することにした。単純に2回に分けてもほとんど合宿費用が変わらないし、2地域を合宿できるので周辺の観光目的という合宿の最大のメリットをさらに深められるという思惑もある。

ともかく、中型免許取得に向けてまずは京都は峰山DSに入校。交通費は15000円まで現ナマで支給なので、交通費収支黒字を目指して第一夜、鍛冶橋駐車場からさくら交通@ライナーで京都駅を目指す。

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 コロナ下だと出発表示器上は運休が目立つが、次々と各方面行きバスが入線してくる。待合室は密を避けるため入場制限をしており、室外にだいぶ人があふれている。f:id:series189:20201118112325j:image

 京都まで2060円。1週間前に購入したが、もうちょっと待てば1900円で購入できた。京都には定刻7時前に到着。山陰本線と京丹後鉄道を乗り継いで峰山駅へ。

 

教習内容のふりかえり

案外この手の取り方をした記事はネット上探してもなかなか出ていない。AT限定で免許を取得した面倒臭がりの人がそもそもの話中型を取ろうとは普通思わないし、つまり需要もないので、記事になっていない。

AT限定解除しようとすると都内だと10万弱かかるので、合宿で中型を取得してしまうというのは一つ手ではないかと思う。事実そういう目論見もあった。合宿費用は16万で、税込み176000円。f:id:series189:20201117163758j:image

 

・1段階1時限目

人生初のMT車大関門といわれる半クラ・エンストだが、今回は危なげなくクリア。中・大型のディーゼル車はパワーがでかいので普通車に比べるとエンストしにくい仕様になっているらしい。普通自動車でMT免許を取得した同期曰く「最初から中型に乗っていたら余計な先入観なしに乗れるし、普通車と中型じゃちょっと性格が違う」そうです。今日の課題は2速→3速の変速時に間違って5速に入れちゃうことくらい。

・1段階2時限目

調子に乗っていたらエンストした。クラッチを変な足で踏んでしまったので、足を組み替えようと思ってクラッチを離したらミッションを繋げっぱなしでエンスト。2回目は右折中にシフトチェンジを失敗しエンスト。S字クランクは特に問題なく消化。

・1段階3時限目

エンストしなかった。坂道発進、路端停車。特に問題なく消化。

・1段階4時限目

シミュレータ実習。SEGAの筐体を使って制動距離について学習。すぐ飽きた。

・1段階5時限目

隘路。手前過ぎて4回中3回は切り返した。車体(前輪)が枠の中心に来たら旋回する。

・1段階6時限目

中型所定のカリは消化したのでここから4時限は習熟運転。路端発進のケツ振りが怖いので練習。ステアは1回転半でじりじり出る。ポールは油断するとすぐ離れる。結構寄る。

・1段階7時限目

走り方を修正。2速発進時に半クラッチのみで発進していたが、アクセルを踏んで1000回転まで回してからクラッチを徐々に離して発進することにした。3速は基本的にエンストしないので、2速→3速はクラッチを踏んで数秒かけてゆっくり変速してからアクセル。3速で交差点回る時とかエンストすると思ってクラッチ踏んでたので、その辺の感覚を修正できたのは良かった。

またクラッチが動作するまでには多少タイムラグがあるので、クラッチ踏んでからすぐシフト入れようとすると硬すぎて入らない。ガチャガチャやって入らないと実際焦るが、3速は相当低速でもエンストしないので、落ち着いてシフトアップすればよい。教習官によって指摘してくれる人としてくれない人がいるので、MT初学者にはやや苦しい。

・1段階8時限目

この日も習熟運転。発進時確認は5点、進路変更時は3点。

・1段階9時限目

習熟運転最終日。

 

1段階修了検定

ぶっちゃけAT限定所持者のための4時限は要らないと思う。目立った指摘もなく合格。

 

・2段階1時限目

2段階は6コマしかないのに内容が重い。余裕のあった1段階とは打って変わって盛りだくさんの内容である。とりあえず路上に出て走行。特に問題なし。

・2段階2時限目

路上に出て排気ブレーキを体験。やってみたかった動作の一つ。

すぐに場内に戻り縦列駐車と方向転換。縦列はおおむね作業で、側面のあおりについている中心のポールと、路上の最終ポールが一致した位置で左全開で切り、右のサイドミラーで後方のポール群の一番端のポールが自車荷台の右端に見えたらハンドルをまっすぐ向けて後退、そのまま右の軽油タンクが駐車スペースの枠を横切ったら右いっぱいに切って入庫。あとは後方50cmに合わせるだけ。

この深視力50cmがかなり曲者で、正直運ゲー

・2段階3時限目

準中型車を使って荷物1.5tを積んだ時の挙動を確認。準中型は英語でquasi-medium というらしい。トヨタのダイナMTが教習車だったけど、運転しやすすぎて運転席で泣いていた。俺は一生準中型について行く。余った時間で縦列駐車方向変換。夜間教習だったので(言い訳)、出来はお察し。こんなんで本当に合格できるのか?!f:id:series189:20201117163501j:image

・2段階4時限目

他の人と路上。危険予測の学科とセットで、後時限でドラレコの録画を見ながらアセスメントする。このコマはそれの材料づくりのコマ。

同乗者もAT限定からの学生だったが、ミッションのつなぎ方に難ありで、変速時にガックンガックンしていた。それを見ると、1段階7限のコマでミッション練習をしっかりやっておいて良かったなと思った。

変速ショックを感じるのは回転数と合ってないことが原因なので、①シフトアップした後クラッチを早くつなぎ過ぎない②半分くらいクラッチペダルをホールドしながらアクセルをふかし回転数を早めに上げながらクラッチペダルを戻してギアを繋ぐことで解決する。

どれくらいクラッチ踏んだら繋がるのか、どれくらいゆっくりになったらエンストするのか、あたりは失敗できるうちに限界を攻めて確認しておいた方が、変速ショックの少ない運転やエコ運転につながる気がする。

・2段階5時限目

危険予測の講義。例の如くSEGAの筐体を運転して終了。

・2段階6時限目

見極め。路上は楽勝で、鬼門は場内。

左からのバックは左ドアの下方のガラスから縁石が若干見える位置まで寄せてからバック開始。ステアを早く切りすぎると後輪が縁石に乗っかるので(脱輪しなければよいので、減点ではない)、切れ角をちまちま調整しながら縁石を触るようにして回る。バック前の寄せが足りずに右前が縁石を超えないよう右側のミラーも見つつ、後退する。出る時は左前を縁石に乗せないように、右後ろを脱輪しないように、気をつけて脱出。

脱輪等が採点されるのはこの方向変換だけなので、これが終わって仕舞えば、あとは50cmガチャなのだが、ダブルキャブでの後方間隔は辛いと聞いてたとおり、マジで見えなくて辛かった*1。2列目の椅子と椅子の隙間から、荷台の後方あおり左端についているポールから最短距離の任意のガレージポールの内側に寄せていって80cm程度、そこから30cmを攻める。ほぼ運じゃねーか、って事で明日の強運に期待したい。まあ最悪ポールに当てなければ-10点で検定継続だし、合格点が70点なのが救いなのかもしれない。本日の後方間隔は83cm、32cm、47cmで正答率66.7%。

 

卒業検定

ネットの中型卒検記事を見ていて縦列の検定にあたらなかったのと、教習内で方向変換の練習がほとんどだったので、基本的には方向変換だろうと思っていた。

本日の受検者は自分だけ。やっぱり当日は右バックで、そのあと後方間隔50cm。ダブルキャブでの検定だったので「しまった〜」と思っていたが今日は25cmで一発クリア。まあ10回以上練習したしね。右のポール*2も見つつ難なく停車。

場内後に路上パターンと路上後場内のパターンがあるようだが、本校は前者なので、後方間隔でポールに当てるとその時点で検定終了となってしまうので、最悪攻めずに減点で済ませても良いかなと思っていた。

路上では長めの信号待ち中にミッションつなぎっぱなしなのにクラッチペダルを離してエンストした*3。エンジンを切る順序も間違えてバックに入れてクラッチ戻したので勝手にエンジンが停止した*4。普段やらん事を試験だとやるんだよなあ。

検定終了後は所内に戻ってから結果発表。無言で所内に戻り*5、合格を頂きます。隘路での中大型車との並走、左折並走時のオーバーハングの注意を受けたが*6、停止中のエンストも減点対象ではなさそうで、危なげなくクリア。

全8日程をストレートで消化した。大型免許取得に向けて、まず第一歩である。

*1:昨日はシングルキャブ

*2:3本目が50cmの目安

*3:ニュートラルに入れたと勘違いした

*4:再始動はせず正しい順序を口頭で述べやり直しした

*5:めちゃくちゃ不自然

*6:指摘としては全教習を通じて初